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フットボールの無い土曜日の前日譚【3】

〝あ!そのチーム聞いたことある!〟
チームに興味を持って調べようと思った

好きなチーム以外観ていないから
元Jリーガーの代表のことすら
分からないポンコツぶり、、、
ただ、1人だけ引っかかる名前があった
平久 将土

同じ姓をもつ後輩がいたので
すんなり読めるその苗字と
私の好きなチームのユース出身

どう考えても
自分が年に何度か回している
円盤に登場する選手だった

ポッカリ空いた穴は
少し修復されたものの
たまに とっても辛い試合を
観ると痛むから

あの日の
生涯忘れない試合の
円盤を回して
自分の機嫌をとる事が習慣化していた

画質も綺麗じゃないから
顔立ちまでは分からないし

あの時から随分時間が経ってしまい

人の顔を覚えるのが
壊滅的に下手くそな自分には
認知出来る自信は正直無かった

とりあえず
昔のイヤーブックを引っ張り出して
かつてのユースチームの集合写真を確認した

でも
いつか会えたら凄いな
そのぐらいの感じ

過去には戻れないし
思い出は想い出のままの方が
美しいこともあるし

・・・‥‥…………………………‥‥・・・

また時は流れて
NAGAREYAMA F.C. のイベントが
近所であることを知った

あのマネージャーの子に会ってみたいな
ちょっと浮かれていた

会員になると特典があるんだ、
チームの立上げって一番資金必要だよな、、
ご祝儀の意味も込めて入会した

当日、夫に行きたい所があるから出掛けて良いか聞いたら 夫にも予定があると言われた

一応、答え合わせしたら
どうやら夫も
NAGAREYAMA F.C. のイベントに
行こうとしていた

お互い〝え!?先に言ってよ!〟となり
じゃあ、こども達も連れて全員で行こうか
とか何とかしてたら…結局遅刻

着いた時には終了していた、、、


青いユニフォームを着た青年に話掛けたら
第2部は15分後からとのこと

背の高いニコニコ話してくれる
この青年のことは
顔を覚えることが壊滅的に下手な私にも
奇跡的にすぐに分かった
そもそも選手のチェックは
DF陣&GKしかまだ(?)していなかったな

後に大好きな選手になるとは
この時は夢にも思っていなかった

2部が始まってブースが開いたので
こども達を連れて行ってきた

ブースに行ったら案内してくれたのが
偶然にも 平久 将土 選手だった

コロナ禍でマスク必須だったので
ご尊顔は分からないものの
どう見てもタレ目が素敵な青年だった

ステッカーにサインを貰えると聞いて
迷わず入れていただいた

こども達と撮影もしていただき
格好良かったなぁ、、って浮かれていた

よくよく考えたら
他にもいっぱい選手がいて
交流するイベントだったのだが
それがすっぽ抜ける程に
すっかり満足して帰ろうとしていた

その時、ふと発見したのは
カメラに某選手の
グッズをつけている女の子

完全にはじめましてだし
自分がTwitterをしてる訳じゃないし

何と自己紹介したのかは
完全に忘れたけれど

応援している事
応援する事を伝えて

初々しい対応にニッコリしてしまった

夫には 不審者の所業、、、と
ドン引きされたけど
ちゃんと律儀にTwitterでそのコに
謝罪と御礼を言ってくれてた

Instagramにイベントの写真を載せたら
そのコからDMが来ていて嬉しかった

当時はDMという機能すら分かっていなくて
たぶん発見が遅れてたのは本当に申し訳ない

今はInstagramもTwitterも
無事に使える様になりました

NAGAREYAMA F.C. 応援しようかな
ファン・パートナーにも入ったしな

素直にそう思った日だった

他のチームを応援しようかなって
まさか思う日が来ると思っていなかったのに
意外と悪くない気分で驚いた

この日に出会った3人が
大きな存在になるとまでは
思っていなかったけれども

入会特典のユニフォームは
当時番号はカスタム出来なかったけれども

1人の選手にサインを入れて貰えるそうで
もちろん
平久 将土 選手 を選んだ

黄色以外のユニフォームを着る日が来るとは
この時ですら実感は無かったけれども

・・・‥‥…………………………‥‥・・・

出会いは偶然で奇跡
それこそ 一期一会

ボールを蹴る時のフォームとか
ファーストタッチとか
試合中の視線とか

やっぱり点で見てしまうのは
サッカー経験もない素人なので

ちゃんとこの選手の事を
分かってる訳ではなく
的外れなことだらけで

どこが凄いとか
ここをみてくださいとか

多くを語れることは
無いのだけれど

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