1991年プチてっちゃんユーレイル旅24
【まとめ】今後、旅の終わりに向けて予定を組みつつ、Lübeckを出たがさらに北行きの電車に乗る。Kielまで行ってまた南下。次なる宿は…? とりあえず、文通相手のAに会うのと、帰りの飛行機に乗る日時12月3日を忘れないように。
11月28日(木) 晴
もっと北いくよ~、ととりあえず
9:01発 どこ行き? Kiel目指すことに。
電車は近代的2両編成。座席がけっこう狭い。
Bad Schwartau。木々はもうほとんど葉を残していない。低い太陽が暗い林の中に差し込む。牧場の草はしっとりと露に濡れて白く光っている。
Ponitz(Holst)、Eutinはなかなかに大きな町。駅近くに古げな風車。とても静かそうな町。
Malente-Gremsmuhlen。この電車は停まる前に必ずアナウンスが入る。近くに湖があって、林に囲まれた所。箱根みたいな感じ。
牧場に豚がいる! 湖だらけで美しい土地。
進行方向左に大きな湖を見ながらPlon。
やがて反対側にも水辺が広がる。茅葺の家もある。
北欧ってこんな感じなのだろうか?
Ascheberg。アシャバク、と聞こえた。
古げな風車、近頃の三つ羽風車など入り混じる。
10:00 Preetz
この電車は白に窓周りがクリームがかったエメラルドグリーン。その下に少し細く、緑がかった薄い水色。
Raisdorf、Kiel Hbf。割と駅が小さい。
すぐに南下。曇ってきた。すぐ横に川なのか運河なのか。
Bordensholm、Neumunster
線路がいっぱーい! 工場が近くにあるため?
落書きは少なめ。アパートみたいな大きな建物が多い。
Wrist、Elmshorn、Hamburg Altonaですぐ乗り換え。
10:36 IC823 Gorch Fockの一等車。広々!
座席は落ち着いたピーコックグリーン。通路側は総ガラス貼。
Altonaは新しめのお家が立ち並んでいる。
おっとアルスター湖だ。ここを歩いて越すのに苦労したっけ…
Hbfに着いた。晴れている。でも降りずに進む。
さようなら、私の眼鏡……
ビルの上に尖塔がそびえたつ。北の海に浮かぶ巨大なドイツの要塞のよう。
つつがなくBremen着。駅からは街の様子はうかがい知れない。
13:17発の列車待ちの合間にタンのゼリー寄せがはさまるパンをぱくつく。なんだか美味い。
買う時に、店のおねえさんに「しんけん」と指さして頼んだら、「ないん、かいんしんけん、えすいすと〇〇〇」って教えてくれたが肝心なところを覚えていない。でも美味しいからほんとよかった。
電車混んでいたが、これでBremerhavenへ。Uボートがあるらしい。それもワクワクだが、やっぱ、海。
海がわたしを呼んでいるー!
14:10頃 Bremerhaven着。
港は? 街は? どこだー??
案内所もDBのしかない。とりあえずこの静まり返った場所でホテルを探そう。
適当に歩くこと5分。ようやくCITY HOTELの看板が。
うん、いいぞ、いかがわしくて。それに、見回しても他に宿らしきものが見えないし。
トイレシャワーなしで32.00。フロントのおばさんもいかがわしい?感じで、しかし部屋は通り沿いで明るく清潔。ギャップが良い。
さーて、Uボートが呼んでるぞ! と出かける。
ImbissでBlatwurstと小さな食パンみたいなパン、熱々のコーヒーを腹に詰めて、駅で地図を頭に叩き込んで、いざ、船の博物館らしき方角へ。
歩いて歩いてついに、Uボートを発見!
しかし閉まっているでは。
よーく見ると、営業は4月1日から10月31日まで。シーズンオフってこと?がっくり。でもまあ、じっくり外から見たし。とりあえず浜に出てみる。
モネの「印象-日の出」を思わせる風景。砂浜にめのうが落ちている。質はよくないかもだが、面白い石がいろいろ。なんと黒曜石も!うれしくて拾いまくる。石投げもしてみる。水切りに適している大きさの石はあまりなかった。
Museum。4.00。ほとんど訳が分からんが、こういう中って好き。
Otto Hahn3はなんと、原子力船!
小さなUボート、Sea Hundがあった。
ガイドブックによると、14世紀だかの小型船というのもあるらしい。水中に漬け込んでそのまま展示しているのか? 実物見てないから分からないけど。
館内が広い!
VTRででっかいUボートの内部の様子をやっていたのでぼーっと見ていたが、やはりすごい。狙われる人たちもそうだけど、潜水艦ごと沈められちゃった人達、本当に気の毒。でも博物館にあったSea Hundなんてひとり乗りらしい、しかも狭い。こちらも気の毒に。
船の世界も奥が深い。すっかり暗くなったので帰る。
Frucht-Molok?1.20。フルーツ牛乳みたいの。まるでヨーグルトだけど。
グレープフルーツ、0.79。洋梨ヨーグルト。
うれしいことに、China Imbissが!
ワンタン持ち帰り4.00。お店のおねえさん(おばさん?)はベトナム人なんだって。従業員みんなベトナム人。おねえさんはドイツに来て4年だって。中国人? と聞かれる。どれくらい居るの? 家族と? などと聞かれた。
ワンタン、砂糖がきいているが、久々の味で美味しい。焼売みたいに丸いワンタン4つと細切りタケノコ、裏が黒い変なキノコ(歯ごたえが良くておいしい)、野菜が少し。
宿に着くが、眠れない。うん、8時前だからね。
リラックスしようとシャワーを浴びに部屋から出てシャワールームに。
なんとバスタブ付きだった。でも蓋はない。シャワーは形だけシャワーで、出る水は蛇口からのように勢いが良い。ただの蛇口じゃん。でも気持ちいい!
部屋に戻って時間もあるので初めて手持ちの日本語ガイドブックを熟読。ドイツの成り立ちとか、少し(いまさら)知恵をつけた。
時折、船の汽笛がきこえる。やっぱりここは港町。
だいぶ眠くなったし、めでたしめでたし。
この日の旅路。(注:2024年現在列車での経路が表示できず、仕方なく車での移動経路。無駄な動きだから? 無駄だいすき)
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