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1991年プチてっちゃんユーレイル旅10
【まとめ】終日ミュンヘン。アルテ・ピナコテークとノイエ・ピナコテーク。夜にはこちらで会う予定だった知人(旧東領)と友人(旧西領)に電話。しかし思わぬトラブルが……
11月14日 (木)
6:15起きて、7:00朝食。
食堂はけっこう混んでいるので隙間に座る。
儀式のように、パンにペーストを塗り、傾けたカップになみなみと珈琲を入れ、じっと見つめる水色のセーター着た向かいのお兄さんが気になって何を食べたか今一つ覚えがない。周りの人もそれなりに気になっているようで、チラ見している。
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Alte Pinakothek
二つめの部屋にデューラー(四賢人や自画像)、クラナッハ(ルクレツィア、ビーナス、磔のキリスト)、アルトドルファー、
三つめにティツィアーノ(若い男の肖像)、
四つめ、レンブラント(エルミタージュでも見たような。ずっと後になって工房の作品らしいと知る)
他にもファン・ダイクの自画像、Simon Vouet Judith、François Boucher(少女)、Jan Cornelisz Vermeyen(ごつい男の人だが眼が知的)、などなど特に気になった。
一番感動したのはムリーリョ。子どもの声が聞こえてくるような。
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Neue Pinakothek
von Marees ルオーを思わせる量感。レリーフみたい。肖像(小)が良かった。
フリードリッヒは小さめ、フォイエルバッハは大きめの作品。同じ感じの女性が特別奇麗に描かれている。
カール・シュピッツヴェーグ、部屋の中で傘さして寝ているおっさんの絵が特に好き。貧しくつつましく、学問を友として、という雰囲気に包まれた、小さいながら感じるところの多い絵だった。
シーレはやっぱりダントツに天才的だー
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宿に帰って、19時を過ぎた頃、ドイツで会う予定のふたりに電話せんとす。
まずはHalle(Salle)に住むDさん。一度も会ったことないのだが、友だちのペンフレンドで、日本にとても興味があるとのことで、紹介してもらっていた。しかし、旧東ドイツなので、うまく連絡が取れるのか……
果たして、聞いていた番号にかけてみたら男性が出た。
しかし、話が全く通じない。は? 何言ってんだ? みたいな感じだったので「Are you Mr.Dxxxxx?」と訊き返すと、「Yes,I'm German」と言ってがちゃりと電話は切れた。
頭の中は???だったが、かけ間違いということもあるだろうし……とりあえずHalleには行ってみようと思う、意地でも。
もうひとり、Bielefeld在住のペンフレンドAのところにはすぐ、つながった。
あー!とすぐ明るい声になって、すぐに会う約束がとれた。
29日(金)Bielefeld駅前で、決まる。ふたりでアヤシイ英語で何度も念を押しあう。
少し安心したのもあって、いろんな店で何かと買い物しまくる。
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看板(ペットショップのおばさんが一生懸命説明してくれた、うれしかったがほとんど何だか分かんなかった、すみません)、猫の餌皿、ドロップ2缶、歯磨き粉、お茶、旅の続きを記すノート、写真の角当て、料理の本、ポストカード、ナイトライダーの本、切手、小包、編み物の本2冊、カレンダー2冊、牛乳、リンゴジュース、などなど。物品はほとんど土産として。
明日欲しいもの
長めの靴下一足、Neue Pinakothekの本。
今夜は4人部屋だったが、たった一人で使用というリッチさだった。
さて、明日はバスで近場にでかけるぞー。
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