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2022年の目標「遠回りで面倒くさい道を歩む」

毎年、1年間の目標を掲げています。「一年の計は元旦にあり」と言いますが、僕は年末に一年間を振り返り終わらないということもあり、毎年1月下旬にようやく目標を掲げているのですが、今年は今まで以上に時間を要して2月末となりました。

2021年の目標

昨年(2021年)は「行動を笑顔で見せる」でした。

公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。多摩川沿いに住む48歳。2021年の目標は「行動を笑顔で見せる」。未来創造に向けて考動(=考える+動く)し続けると共に、行動を背中でなく、相手に向き合って笑顔で見せる一年にします。

COVID-19に向き合う中で試行錯誤をした2020年。誰もが経験したことのない状況の中でも結果を残さないといけない使命感もあり、メンバーの共感を得ながらプロジェクトを推進した・・・つもりでしたが、メンバーからは「岡本さんは丁寧な一方通行」と言われて自分自身の振る舞いを見つめ直して掲げた目標が行動を背中で見せるのでなく、笑顔いで見せるということ。行動を背中で見せるということは相手の顔を見ていないことなので。

2021年を振り返る

「行動を笑顔で見せる」という目標を掲げて過ごした一年。

NEC未来創造会議でコモニング(合意形成)とコモンズ(共有財)を探求すると同時に、こすぎの大学を中心として他コミュニティやZ世代との交流を通じて以下の考えに辿り着きました。

①パズル型でなく、ちぎり絵型のコラボレーション
COVID-19という従来とは違う環境の中、1枚の絵を完成させるために不足するピースを補おうとするのではなく、今あるリソースを重ね合わせながら絵を描いていくようなチームビルディングが大切。

②誰もが未来に関与できる社会 / Do it yourselves
SDGsで掲げる「誰一人取り残さない社会」の先にある未来として掲げた「誰もが未来に関与できる社会」。COVID-19で浮き彫りになった公助と自助の分断。分断を埋めるのは共助と互助。100点満点でなくても自分が関与することで80点や50点でも寛容できる温かくて優しい社会を実現できる。自分事(I)から自分たち事(We)へ。未来はみんなで創るもの。Do it yourselfからDo it yourselvesへ。

③無責任と責任の間にある「微責任」
関与のしかたを考える。無責任だと他人事になってしまう。(全)責任だと主体者の一人ではあるものの、負荷が重すぎる。緊急事態宣言化でも店内で提供可能なアルコール度数0.5%程度の責任感(微責任)がちょうど良さそう。


上記の考えに辿り着けたのは仲間と向き合いながらだったと思います。そして気付かされたのは僕が仲間に笑顔を見せたのではなく、仲間の笑顔で僕自信も笑顔になったということ。


2022年の目標「遠回りで面倒くさい道を歩む」

これまで僕の人生を振り返ると順風満帆だったと思います。入社した会社が数年でなくなったり、ケータイ/スマホ事業から撤退したりという状況に陥ることもありましたが、越境するきっかけになり共創することで事業回復に貢献できたり、社会価値創造型企業への変革を掲げたNECで共創の経験を生かしてコーポレートブランディングを担当したり、その延長でNEC未来創造会議で長期ビジョンの立案を推進したりと、紆余曲折ありながらも俯瞰すると順風満帆だったなと。

人生100年時代、今年50歳を迎えるハーフセンチュリー記念ということもあり、これまでとは違う挑戦に挑もうと考えて「遠回りで面倒くさい道を歩む」という目標にしました。

NEC未来創造会議で大阿闍梨 塩沼亮潤さんが語ってくれた言葉。

わたしはお坊さんなので選択肢がふたつしかないのです。ひとつが簡単に早く行ける道。もうひとつは遠回りで面倒くさい道。後者で繰り返し挑戦していることによって見えない人間力みたいなものが育ってくるのだけど、前者ばかり進むと育たない。

高校生や大学生への講義や企業研修で上記の言葉を引用する機会が多かったにも関わらず、自分自身は簡単で早く行ける道だったとは思ってはいないけれど、結果として「恵まれた道」を歩んできたのは否めません。だからこそ、多くの人に語ってきた遠回りで面倒くさい道を歩む一年にしていきます。

めげることがあるかもしれないので、その時はエールを送ってくださいね。



これまでの目標


2011年
多摩川沿いに住む38歳。 NECカシオモバイルコミュニケーションズで 「企てること」を生業としています。 2011年は、2010年に体感した「繋がり」「拡張」を 具体的な行動として結果を残します!

2012年
多摩川沿いに住む39歳。NECカシオモバイルコミュニケーションズで「企てること」を生業としています。2012年は、2011年に会社を中心とした社内外で実現した“繋がり”と“拡張”の「場」を「継続」しながら、社会に貢献するための一歩を踏み出す一年にします!

2013年
多摩川沿いに住む40歳。NECカシオモバイルコミュニケーションズで「企てること」を生業としています。2013年の目標は「続けるチャレンジ」(≠チャレンジし続ける)。やみくもにチャレンジするのではなく、現在続けているチャレンジを継続することで何かしらの答えを見つける一年にします!

2014年
多摩川沿いに住む41歳。NECで、次代のNECらしさを可視化することを生業としています。2014年の目標は「健康に過ごす」。心身ともに健康だからこそ、感じられることがあるし、今続けているチャレンジも素直に楽しめるはず。素直な考動の先にある、素直な結果を楽しみにしながら一年を過ごします。

2015年
多摩川沿いに住む42歳。NECで、次代のNECらしさを可視化することを生業としています。2015年の目標は「ペイフォワード」。充実した2014年を支えてくださった方々の顔を思い浮かべながら、他の誰かにご恩を贈っていきます。そして、思い&想いを紡ぎながら未来を描いていきます。

2016年
多摩川沿いに住む43歳。NECで、次代のNECらしさを可視化することを生業としています。2016年の目標は「等身大の自分」。弱い自分を認識し、想定される幾つかの困難や機会に等身大の自分で取り組み、仲間と共に未来を描いていきます。

2017年
多摩川沿いに住む44歳。NECで、次代のNECらしさを可視化することを生業としています。2017年の目標は「原点探究」。新しいことにチャレンジする自分の原動力は何なのか?惰性なのか?新たな理由があるのか?変化点となった2010年からを振り返りながら今の自分を探す一年にします。

2018年
多摩川沿いに住む45歳。NECで、次代のNECらしさを可視化することを生業としています。2018年の目標は「熱量」。2017年に掲げた「原点探求」。この数年は惰性になっていた感が否めませんが、原点は情熱でした。新しいことでも、継続のことでも熱量高く、惰性ではなく、前のめりに過ごす一年にします。

2019年
多摩川沿いに住む46歳。公(NEC)ではブランド戦略を、私(川崎)では地域デザインを生業にしています。2019年の目標は「丁寧に時間を過ごす」。2018年に掲げた「熱量」。熱量高く過ごせた一方で大切な何かを置き去りにしてしまったのも事実。自分自身と家族のためにも丁寧に時間を過ごす一年にします。

2020年
多摩川沿いに住む47歳。公(NEC)ではブランド戦略を、私(川崎)では地域デザインを生業にしています。2020年の目標は「体幹を鍛える」。2019年に掲げた「丁寧に時間を過ごす」を継続し、自分の軸を意識しながら身体・思考・行動・時間のすべてにおいてバランスよく過ごす一年にします。

2021年
公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。多摩川沿いに住む48歳。2021年の目標は「行動を笑顔で見せる」。未来創造に向けて考動(=考える+動く)し続けると共に、行動を背中でなく、相手に向き合って笑顔で見せる一年にします。


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