デキる保育園ママを見て思った、カチカチの常識捨てると、世界はまあるくなる話。
私はフルタイムで”ほどほど”に働くワーママです。
今年でワーママ歴11年目を迎えて、いままでいろんな働くママを見てきました。
みんなそれぞれ一生懸命ですがこんな人は困っちゃうなあ、というか、もう少しゆるっとしたら、本人も周りも楽なのになあと思う人がたまにいるのでお節介がてら言葉にしてみたいと思います。
多少、自己紹介しますと、
広告畑で20年以上のキャリアを持ち、
SNSやブログ、noteで発信しているカツママと申します。
この記事を読むと、がんばりすぎる自分の暴走を止められる!
なーんて人もいるかもなので最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
保育園で見た、会社員の常識を持ちこむママ
息子がまだ保育園だった頃、我が家が住んでいた地域はまじで保育園激戦区、こどもが生まれて実家に頼りたくて、急行が止まる駅で会社から近いとこって感じで何気なく選んだ街。何気なくといっても保育園事情もそれなりに調べたはず。。。だった。
いざフタを開けてみたら、認可保育園の多くは20人順番待ちなどの嵐。しかも2月の早生まれの我が子は、まじで保育園難民でした。
そこで、もはや選択肢がなく入園したのが、インターの無認可保育園。ぶっちゃけ金さえ積めば入れてあげます、ウェルカム!なところでしたので、私の給料の大体が保育園代に消えるという覚悟の上、そこに入れたわけ。
ここでみた保育園ママに強烈なのがいた、、「強烈」なんて言葉は悪いんだけど、うーん見た目「蓮舫議員」、なんなら語気も「蓮舫議員」、まさにカチカチだった。(・・悪い意味じゃなく、いかにもできる!ってイメージです💦)
ちょっとでも保育園側で子供同士のトラブル(といってもおもちゃの取り合いとかよくあることなんだけど・・・)があったときは、なんだかすぐに入園時の契約書をかかげて「ここはどうの、どうだ!」とつっかかる。
保育園が出した「おやつ」にも、これは献立にあったものなのか、とつっかかる、アレルギーがある場合はもちろんその類が必要なのはわかっているし、保育園からも連絡もあったんだけど・・。
彼女の子どもはどちらかといえば、健康優良児そのもの。だけど気になることがあるたびにお迎え時間のピークに保育園のせんせを拘束するもんだから、他のママはせんせとコミュニケーションをとる時間もない。。
そして彼女の口癖が「会社組織だったらこんなの常識ですよ」
それを聞くたびに、なんだか違和感を感じた。どうしてこの人、会社員の尺度でこどもの世界に踏み込もうとしてるんだろう。
運動会やバザーなどの集まりのときも、仕事が忙しいのかノートPCを持ち込んでカチカチ。
子どもを連れて公園遊びにきても手があくと、ノートPCでカチカチ。
よっぽど忙しいんだな、と思ってたけど、なんだかいつも違和感があった。
誰もが知るあの外資系企業のロゴの入ったバッグをいつも小脇に抱えていたのを今でも覚えてる。
カチカチ、カチカチ、カチカチ・・・・・。
いろんな親がいて、いろんな価値観がある
カチカチママの子は大変だよね、なんて、言うつもりなわけでもなく、いろんな親がいて、いろんな価値観があるよなーってこと。
だけど見ててもったいないな、と思うのは、会社員の思考のまま、子供がいるからこそ出会える世界をすごしてしまうこと。大人が自発的に選ぶ世界とちがって、親であるというだけで出会う人もいる。
子供を介して今まで出会ったことのないタイプの人と出会えることがある。その人たちの価値観にふれることで、自分の新しい想いが生まれることも。
私は妊娠した時、それまで働き続けてきたからこそ出産で一線を離れることにとても不安だった。だけどそのとき、会社の子育て中のパパに言われた言葉が
「子育てって、生まれ変わりのチャンスだよ。楽しいよ。」
この言葉に何年も救われてきた。あんまりカチカチカチカチしていると、そんな新しい風景にも気付けないんじゃないかな。
だけど忙しくってそんな心の余裕ないって人は
聞くことに徹すると、学びになる面白い親の世界
デキる人ほど白か黒かはっきりつけたくなると思うけど、まずはだまって聞くこと、に徹すると、新しい考えを持つ人の存在に気づけることが多い。
白黒はっきりの欧米人が聞いたらまどろっこしいかもしれない(ってただの想像だけど)。聞くことに徹するとこうゆうことで他の人は悩んだりするのか、とか。
自分が常識と思ってたことも、会社を一歩離れるとそれは非常識だったり、思わぬ発見があったりする。
私は小学校でなぜかPTA役員に大抜擢されたことがあるんだけど、、(この話もいずれどっかでしたい)
ネタ探しの視点で臨むと、ほんっとに人の話を聞くって自分の人生の引き出しをふやすことになるな、と思えて、世界が広がりました。
なので、忙しい人ほど、聞くことに徹する、はおすすめです。
子育てを自分をアップデートするための機会に
カチカチの常識を疑って、世界はまあるくなる。
子どもの世界は親の常識や、社会人としての常識がくくれないことがあります。みんなこどもだったのに、どうしても忘れちゃうこどもの頃の気持ち。
あれが欲しい、なになにちゃんが意地悪する、どうして?_
どうして勉強しなきゃいけないの?
◯◯先生はどうなの?学校はなんでやってくれないの?
白黒はっきりつけられないことが多いのが子育てです。
イレギュラーを笑ってやりすごす術も身につけると、子育てしながら働く日々はとても楽になります。そして、カチカチ仕事ができた人ほど、まあるくなれるチャンスともいえます。
子育てだけで自分の人生おわっちゃうんじゃないか、ずーっと子供のお世話をしていて自分の時間がとれない、とあせりがちな働くママさんも、ちょっと気持ちが楽になるといいな、と思います。
後日談ですが、この前本当に何年かぶりにカチカチママを駅前でみました。
一瞬見間違えるほど、柔和な顔になってて「カチカチ」が「かちゅかちゅ」
ぐらいにはなってて、なんだかちょっとホッとしました。
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