見出し画像

ホッケーをメジャースポーツに!! その7

はじめに

「ホッケーをメジャースポーツに!! その7」です。

その6「ホッケータウン」からの流れで、今回その7は三重県にフォーカスしてみました。2021年の「とこわか国体」に向け三重県でのホッケー復活に人生をかけて取り組まれている三重ホッケー協会塩澤さんとお話しする機会があり、お話しに共感したのがきっかけです。

国体に向け尽力されている方が沢山いらっしゃると思います。現状把握が不十分で実態と違う内容や考慮不足の内容も含まれるかもしれませんが、その際はご指摘ください。私も情報・知識を増やし、整理をしてブラッシュアップしていきたいと思います。

ホッケーをメジャースポーツに!!の想いで、その7 です。

タイトル:「ホッケーをメジャースポーツに!!」FBグループ名より 
写真:FB塩澤博明さん投稿記事より 新しいホッケー場で練習にあたり未来輝く高校生が礼をしている姿・風景に希望を感じたので引用させてもらいました

三重県の取り組み・方針、状況

2021年三重とこわか国体を含む2020年から2023年の4年間を対象にした「みえ県民力ビジョン第三次行動計画」から、ホッケー(スポーツ)普及に関係する部分を抜き出し、国体の前後でまとめてみました。

20200704_三重県総合計画

国体を円滑に開催、国体での好成績を目標に施設面、競技者強化に関する施策に加え、本計画では国体後についても記述がしっかりされています。国体を契機として、その後スポーツを根付かせる課題意識が感じられます。

これまでの実施施策として、具体的な施設準備、強化施策を調べました。

20200704_三重国体に向けて


競技場については、国体種目の会場を県全体として整備が進んでいます。その中でメイン競技は北部・中部に寄っている印象があります。競技者強化で、指導者育成について新規に「チームみえ・コーチアカデミーセンター」が追加されています。少し長い期間を見据えた取組で、優秀な指導者が増えると競技者に対して何倍にも広がる影響があると思います。

続いて、三重県におけるホッケーの状況をまとめます。

20200704_三重ホッケーマップ

ホッケー日本リーグ 男子15チーム、女子10チームの中で、三重県出身選手は1名です。現状ホッケーが盛んな県とは言えない状況ですが、国体に向け各種強化が進行中です。競技環境「チーム」としては、高校2校、大学1校でホッケーチームがあり、全世代をカバーして三重クラブがありますので、ホッケーを始めたい希望者がいれば受け皿がある状況といえます。競技環境「施設」としては、国体ホッケー会場でもある「はなの里スタジアム」が名張市に公認ホッケー場として完成。四日市市、鈴鹿市に1面ずつ多目的コートがあります。

ホッケーの施設、チームは四日市市、鈴鹿市、名張市の3市に存在し、この3し市を中心に活動が展開されているがわかりましたので、3市について調べてみました。

20200704_三重3市

三重県はエリアごと特徴があります。

四日市市、鈴鹿市は北勢地域にあり、鉄道沿線は名古屋へのアクセスは良く名古屋への通学・通勤圏になります。また、人口も多く、製造業をはじめとした働くところも多いので人流が多いエリアと言えます。加えて、鈴鹿市には、鈴鹿サーキットがあり世界的なモータースポーツの聖地であるとともに隣接して遊園地もあるので多く集客できます。トップチームとしては、ラグビーのHONDA HEATのホームでもあります。

名張市は伊賀地域にあり近鉄大阪線が走っていて特急も停車します。大阪市内へ1時間弱、名古屋市内まで1時間半です。

その他、中勢地域には県庁所在位置の津市他、観光名所が多数の伊勢志摩地域、東紀州地域で構成されています。

地方創生の方針にホッケーに限定して特筆すべきことは記述されてませんでした。


三重ホッケー、更なる盛り上がりアイデア

上記の特徴を活かせば可能性は広がっていると感じました。若干、妄想的なものもありますが、更なるホッケー普及・未来のホッケータウンに向けてのアイデアを考えてみました!

20200704_アイデア1

20200704_アイデア2

いろんな項目を記載しましたが、三重県の強みを活かした取組みアイデアのポイントは2つです。

ポイント1つめ、これが最大のポイントになります。それは、名古屋、大阪へのアクセス利便性を最大限活かす!ってことです。

そのためには、まず3市(四日市市、鈴鹿市、名張市)+三重県の連携が重要になります。各自治体が個別ではなく、一体的に取り組みが出来ればホッケー 展開の大きな力になると期待できます。

・関西圏(特に大阪、奈良)、東海圏(特に岐阜)のチームとの交流を促進
 「はなの里スタジアム」を活用して、交流試合を呼び込む
 →三重の競技者が刺激を受けてモチベーション向上

・練習環境、移動、食事、宿泊をパッケージング
 週末練習・長期合宿誘致(スポーツツーリズム)を促進
 ※合宿時期は重なることが想定されますが、
  3市+県が連携すれば同時複数チームの受入可能
  +合同練習・交流試合の設定の効果も生まれる
 →地場企業と連携したパッケージングになし、ビジネス活性化(賑わい)
  さらに、観光ツアーがセットで、三重の魅力発信、観光産業活性化

・三重県への移住・定住策の推進(就職先として大阪、名古屋も可)
 三重在住競技者増のために、新たな働き方提案を含め
 大阪、名古屋へ就職者の居住地として三重県を選択してもらう施策を展開

ポイント2つめとして、鈴鹿サーキット(隣接の遊園地含む)の集客を活かす!です。

・鈴鹿サーキットの集客力を活用したホッケー認知度向上、体験の場提供
 鈴鹿サーキット(隣接遊園地含む)、来客者(特にジュニア層)への
 ホッケーを知ってもらう機会創出、今後の勧誘のためのリード獲得

三重県の特徴を活かし、3市(四日市市、鈴鹿市、名張市)からの展開を書きましたが、その他地域へ輪が広がれば、更に底辺の広がる活動になると思います。


今後

今回その7.で三重にフォーカスして調べ、特徴が活かせるように盛り上げアイデアを考えてみました。塩澤さんをはじめ多くの方々が「とこわか国体」に向けて大変な活動を積み上げられていることがわかりました。ホッケーに限らずですが、各県で国体を機にスポーツ環境、取り組み強化が図られている状況があります。国体がピークではなく、持続して成長できる仕組みができると素晴らしいと思います。

全然至らない内容ですが、具体的なことを調べて考えることは大事だと考えています。新たな疑問・課題を見つけたらまた調査・分析していきたいと思います。
これからも「ホッケーをメジャースポーツに!!」は続きます!


■お願い
的外れ、既にやっている・・・あれば教えてください。些細なことでも良いので、ご指摘・アドバイス等のコメントを頂けるとうれしいです。
連絡先 <mail: katsut.u2@gmail.com>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?