11章 日本の強み 127. Made in Japan
過去日本はコスト競争力を増すために積極的に海外生産を行ってきたが、グローバルで見れば日本の賃金は相対的に下降している。
日本で日本の製品を日本人の手でつくることで、『微』や『美』という日本の強みをフルに活かすことができる。
誰をターゲットにしているのかをよく考え、日本の『美』を理解してくれる人にだけ価値は届けられればよい。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、日本のコアターゲット、というテーマについて述べた。
今回は、Made in Japan、というテーマについて述べたい。日本生産品と海外生産品どちらがよいか、という話。
日本は内需型経済の国で輸出依存度が低いため、世界経済の影響を受けにくいといわれている。例えば、日本は内需の割合が大きかったことから、2008年に米国で起きたリーマンショックの影響も限定的だった。
一方で、お隣の韓国は日本に比して外需依存度が高く、自国以外の外的要因に左右されやすかった。その結果、リーマンショックの際に世界経済の影響を大きく受けた。
確かに、2018年のOECD統計データによれば、日本のGDPに占める輸出依存度は20%未満でOECD諸国のなかでは2番目に低い数字になっている(1番低いのは米国)。
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