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13章 日本企業の強み  150. 日本企業の『微』と『美』


  • 日本企業が狙うべき日本製品のコアターゲットはハイエンド顧客、世界中にいる富裕層。

  • 『微』は日本企業の唯一無二のポジショニングであり、その『微』から生み出される『美』が日本企業の唯一無二のソリューション。

  • 物質的な満足度はすでに充足され、感動・安心・穏やかといった感情的、精神的な満足度が求められており、まさにいまが日本企業の『微』と『美』の出番。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、日本企業の強みについて概要を述べた。

今回は、日本企業に共通の強み、『微』と『美』について述べたい。

STPフレームワークのセグメンテーション(Segmentation)・ターゲティング(Targeting)・ポジショニング(Positioning)を用いて、「誰になにを届けるか」というターゲティング戦略とポジショニング戦略を導き出す手法について説明した。

ここでは、日本企業のコアターゲットとポジショニングを考えてみよう。

まず、日本企業のターゲティングについて考えていこう。リソースが限られている以上、世界の全人口を相手にモノづくりをすることはできない。

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