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13章 日本企業の強み  153. Gembaのチームワーク


  • SOPがあったとしても、同じ製品が同じようにできあがるというわけではない。

  • 日本人の場合、なにか想定外の問題が起こった際、気付いた人がやろうとする。

  • 外国人にとって、チームワークとは自然とそこにあるものではなく、誰かがつくるものであり、努力しないと生まれないのが普通。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、日本企業の『微』へのこだわりその2、生産技術というテーマについて述べた。

今回は、Gembaのチームワークという日本企業の強みについて述べたい。

Gemba(ゲンバ)という言葉は製造業で働いている人でなくても一度ぐらい聞いたことがあるかもしれない。そう、これは日本語の「現場」が外国語化したものである。

以前三現主義について説明した。三現とは現場・現実・現物という3つの現の頭文字をとったもの。

製造現場でなにか問題が起こった際、実際に自分の足で現場へ赴き、現物を観察し、なにが現実なのかを確かめなさい、というもの。

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