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ど~せ無理!と言う人は、自分がチャレンジしたことがない人という話

これまでの人生を振り返ってみて、自分が何か新しいことをやろうとする時に、周りの人たちの反応は大きく分類すると2つに分かれると思っています。

それは、1.『ど~せ無理』派、そして、2.『だったらこうしてみたら』派、の2つです。今日は、この2つの人たちの特徴について(まったくの私見を)書いてみたいと思います。

あくまで私見ですので、すべてが全て当てはまる訳ではないですが、けっこう当たっていると思っています。

1.『ど~せ無理』派の特徴

この人たちは、失敗することを極端に恐れる傾向があるように思います。なのでチャレンジすることに対して、それに付随する失敗リスクを並べるのがとても上手な人たちです。

そして、これは偏見かもしれませんが、この人たちはそこそこ高学歴で、これまで1つの大きな組織(例えば日系大企業)に長く所属している傾向がある気がします。

加えて、これまでの人生で、周りの人たちと異なる意思決定をした経験がほとんどなく、また、それだけにとどまらず、周りの人たちが少し変わった新しいことにチャレンジをしようとすると、とても親切に「リスクは取らない方が良い」というアドバイスをくれます。

そして『ど~せ無理』というフワッとした魔法の言葉を使って、自分自身を納得させて生きているように感じます。

ズバッと言うならば、このような人たちは、自分はやったことがないのにも関わらず、他人がやることに対して反対する人たちです。


2.『だったらこうしてみたら』派の特徴

この人たちは、失敗という概念自体があまり無いように思います。思い通りにものごとが進まなかったとしても、それはそれで何らかの学びになると捉えます。まさしく、すべての失敗は成長の素という姿勢を持っています。

そして、これもまったくの偏見かもしれませんが、この人たちの学歴はまちまちですが、自分の足でいろんな組織に飛び込んで、新しい人との出会いを積極的に行っているように思います。

加えて、これまでの人生で、周りの人たちと異なる意思決定も厭わずに、自分自身の信念に従って行動してきた方が多いように思います。

この人たちは、周りの他人が少し変わった新しいチャレンジをしようとすると、自分のことのように面白がって『だったらこうしてみたら』といって、チャレンジを実現させるための具体的なアドバイスをくれる傾向にあります。

ズバッと言うならば、このような人たちは、自分もチャレンジを続けていて、他人がチャレンジすることに対しても全力でサポートしてくれる人たちです。

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この『ど~せ無理』と『だったらこうしてみたら』という2タイプは、下記の植松努さんのTEDを見て、これだ!と思ったものでもあります。わたくし米良の人生経験と照らし合わせてみても、とても共感できるものでした。


まとめ

最後に少しだけわたくし米良の経験をお話します。

わたしが大学を出てはじめて入った会社は、いわゆる「日系大企業」でした。給料は業界でも最高水準、福利厚生もバッチリ、仕事に関してもきちんと役割分担がされており、とても働きやすい職場でした。

また、異業種交流会などで名刺を出すと、相手がわたしのことを「一流企業の人」として一目置いて見てくれるような、ちょっといびつな快感を覚えたりしていました。

そんな社会人生活を2~3年続けていたときに「自分はこのままで良いのか?」と漠然と思い、働きながらビジネススクールに通いMBA取得をして、会社では出会わないような多様な人と出会うことができました。

そして最終的にわたしは自分自身で意思決定し、外資系ベンチャー企業に転職することにしました。その時にかけられた言葉がいまだに忘れられません。

まず、MBAの友人たちは、わたしの転職に対して「新たな挑戦おめでとう!」「外資系ベンチャーならスピード感を持って働いた方が良いよ!」など、前向きで具体的な言葉をかけてもらいました。

一方で、「日系大企業」の同僚たちは、わたしの行動の意味がまったく理解できなかったようで、「ベンチャーは潰れるかもしれないよ」「いまいる会社がどれだけ一流企業か分かっているか?」など、わたしのチャレンジに対して極めて後ろ向きで、とても居心地が悪い思いをしたのを覚えています。

そしてこの時の経験を経て、本当に腹落ちして理解しました。この世の中で、チャレンジに対して『ど~せ無理』と言うのは、自分自身がチャレンジしたことがない人たちであることを。

最後に、皆さんに言いたいことがあります。他人がいう『ど~せ無理』という言葉に対しては、ニコッと笑ってサラリと無視しましょう。そして、自分の心の声に従ってチャレンジしていきましょう。これが、自分の人生にオーナーシップを持って、幸せに生きるコツかなと思っています。

それでは最後までお付合いありがとうございました。

お幸せに!

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