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洗面化粧台・シンクの臭気

洗面化粧台やキッチンのシンクが下水臭いことってありませんか?

これは不具合の場合もありますし、そうでない場合もあります。

今回はこの臭いの原因が何なのかを分かりやすくお伝えします!

考えられる臭いの原因
①排水口から臭う
②カビ・雑菌が繁殖している
③配管の繋ぎ目に隙間がある
④臭気止めキャップが無い
⑤封水切れ

排水口から臭う

最も多い原因です。手の届かない箇所に汚れが溜まっていることが多く、市販のパイプ洗浄剤が効果的です。(用法容量は正しくお使いください)
※浄化槽設置されている場合、使用できない洗浄剤があるので必ずご確認ください。

カビ・雑菌が繁殖している

シンクや化粧台したのスペースは湿気が溜まりやすいので、定期的な換気が必要です。収納に物を詰め込みすぎないのもポイントですね。

配管の繋ぎ目に隙間がある

下水臭は配管を伝ってくるので、シンク下(もしくは洗面化粧台下)で臭う場合は下水臭が漏れている可能性があります。
接続箇所が緩んでいないか締め直してみましょう。

臭気止めキャップが無い

排水トラップと床との接続部分のカバーの様なもの。隙間にパテを埋めている、テープを巻くなどの処理が施されていれば、この箇所から臭いが出る可能性が低いです。
ただし、住宅の仕様によっては臭気止めキャップがあるだけの場合があり、その場合は隙間から下水臭が上がっている場合があります。

封水切れ

普段使用されているのであれば、この原因はあまり関係はありません。
封水とは、排水トラップ内の水のことを指し、下水臭が上がってこないように水を溜めて蓋替りの役目があります。水が蒸発してしまうと排水トラップ内が空洞になり下水臭が上がってきます。
長期留守にしたり(特に夏場)、あまり使用しない場合は、この原因による下水臭を疑ってみてください。


上記以外にこんな原因もあります↓

〜番外編〜
設備機器設置から通水処理まで期間が開いた場合、下水臭が設備機器に臭い写りしてしまう
これは施行中の工程の話になりますが、内装工事は壁や床が出来上がって設備機器(ここで言うシステムキッチンや洗面化粧台など)が設置されて、その後に給排水管の接続作業、電気工事を行います。
この“設備機器の設置から配管の接続作業までの期間が開いてしまう”と床から剥き出しの排水管からの下水臭が漂い、収納内に臭い写りしてしまいます。
ただし、これは工程遅延などによる期間が空いてしまったことと、臭いうつりしてしまったことの二つの要因が重なった際に起こりうることで、確率としてはあまり高くはありませんがこのような原因も考えられます。


いかがでしょうか?
せっかくの新築も下水臭があるとストレスですよね。
臭うなと思った際には今回の記事を思い出していただき対策してみてください。もし改善しない場合は、ご自宅のハウスメーカーに問い合わせてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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