流行に興味が持てないこと、気にしますか?
自分なりに情報のインプットをセーブしても、世の中のトレンドや今流行っていることは、知る努力をしなくても自然と伝わってきますよね。
例えば、今 注目を浴びている
ちらほらと今年のNHK紅白歌合戦の出演アーティスト(予想)の情報を目にするようになりました。が、半分以上の歌手も曲もよく知らない状態の私。(でも、毎年必ず観ているという・・・笑)
私はいつも、トレンドや流行のピークが落ち着いた時に、初めてその存在を知るという時差が凄まじいのであります。
20代までは、今よりは周りと歩調を合わせてトレンドや流行をキャッチアップはしていましたが、
ただ知るだけで、全く興味が持てない
でいました。
でも、なんとなく社会から自分だけが取り残されている感じがありました。人は「自分はみんなとは違う」という特別感と同時に、「自分はみんなと違う」という焦燥感や不安感も入り混じっているのではないでしょうか。
自分は特別な存在だと個性を発揮したい反面、
社会に受け入れてもらえるように
個性にブレーキをかける
それでも、年齢を重ねていけば、トレンドや流行には自然と疎くはなるものだと、思っていたのでそれほど深刻にはならずにすんでいました。
が、熱狂的な人気を博した「鬼滅の刃」が社会現象ともなった2020年。私はその面白さを見出せずに1話の途中で見るのをやめてしまったことに不安を覚えました。
当時は職場の上司、同僚、取引先関係者、友人、知人、みんなこぞって「すごい面白いよ!」と興奮気味に話してくれるんですが、どう反応してよいかわからず・・・。あまのじゃく、だとも思われたくないし複雑な気分。
その時の自分の気持ちはというと、
自分の視野や興味関心の幅がめちゃめちゃ狭いのではないか?と、
自分の感性を疑いました。
自分の感覚が変なのか?
感性が乏しいのか?
もっと努力して作品の面白さを見出してみた方がいいのでは?だって、これほど多くの人を魅了しているんだし。でも、やっぱりピンとこない。でもこんな感想を正直に言っちゃたら、嫌われるかな?
こうして、私が「鬼滅の刃」に興味湧かないことは ”残念なこと”だとし、自分の感覚や感性に疑いを持っていました。
◇ ◇ ◇
でも、しばらくしたらその思いは薄れました。
人の感覚や感性に正解・不正解はない
と、気づいたのです。また、「興味が持てない」そう感じてしまったことは、自分ではどうにもコントロールできない。
例えば、多くの人はヘビが嫌いですが、ペットとして飼うほど好きだという人もいます。ヘビが好きが正解で、ヘビが嫌いが不正解というわけではないですよね。(ヘビが嫌いな自分は、こんな例えは気持ちが悪いですが(笑))
みんなは、興味を持っているけど
自分は、興味が持てないとき
みんなは、嫌っているけど
自分は、嫌いになれないとき
みんなは、幸せだと感じることが
自分は、幸せだと感じることができないとき
みんなが、正しいと思っていることを、
自分は、間違っていると思ったとき
みんなが、夢中になっているのに
自分は、夢中になれないとき
自分軸がグラグラしないか
が試されています。
自分がたとえ、マジョリティ(多数)側ではなく、マイノリティ(少数)側だとしても、自分の感覚や感性を疑う必要ない。
自分が本当に興味あること、好きなこと、夢中になれることに、ただエネルギーを注ぎ続けていけば、「自分はみんなと違う」という焦燥感や不安感は吹き飛んでいくのです。
逆に、勇気を持って自分の感覚や感性に正直になれば、自分が本当に興味あること、好きなこと、夢中になれることに出会うことができます。
あなたの感覚や感性は決して間違うことはない。
間違いはありえない。
だから、堂々と信じてあげて欲しいのです。
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