大学を休学したら仕事について考え方が変わった話
将来どういう会社に就職しようか中学生ぐらいからずっと考えていた。
時が経ち、本当に就職活動をする年齢になったものの僕は就職活動をしなかった。
長い間どうしようか、頭を悩ませてきたのに結局の所しなかったのだ。
『じゃあ就職活動をしないで何をしているのか?』
僕は大学を休学することを決意し、現在は飲食店を運営している。
要するに大学を休んで飲食店の店長をしているのだ。
なんでこんな人生になってしまったのか本当に自分でも分からない。
色々な人生の選択肢がある中で僕はゲストハウスを自分でしたいという『やりたいこと』ができた時からこの運命は決まっていたのかもしれない。
ただ、ひたすら夢に向かって突っ走ってきた。
そしたら、大学を休み、飲食店を運営していた。
自分で言うのも少し変な気がするが、4年間しっかり通い、就職をするという普通の大学生からしたら少し変わった進路選択をしていると思う。
そんな変わった生き方をしているうちに仕事についての考え方がだいぶ変わってしまったことに気がついた。
僕の運営しているお店はスタッフの為に宿泊スペースが設けられている。
その宿泊スペースにスタッフの友人などを連れてきたりすることも少なくはない。
その友人達はお友達の家に泊まる感覚なのでみんなでワイワイしたいのだ。
しかし、僕からしたらお店はみんなの宿泊場でもあり、職場でもある。
だから、みんなが来てもパソコンを開いて仕事をすることなんて頻繁にある。
そういうみんなが遊びに来たにも関わらず、僕が仕事をしている光景を見て
『いつ仕事終わる?』
と質問をされる。
その質問に対してある時から急に僕はすごい違和感を覚えてしまったのだ。
僕は前途した通り、飲食店を運営している店長である。
つまり、僕にはお店に働いてくれるスタッフに対してシフト作成したり、掃除の指示をしたり、みんなが動き出すまでの指示出しをしている。
僕は職場の立ち回り的に仕事を創る側にいて、仕事をこなす側でないのだ。
僕が仕事を創らなければ、僕の職場では仕事がなくなる。
みんなが思っている仕事という捉え方は既に誰かから受注したもののイメージで僕がしている仕事は発注をしているのだ。
僕が止まれば僕のお店の仕事は全部止まる。
つまり、お店を運営したり、経営者などは常に仕事し続けなければいけない。
だから、僕には休みという休みががない。
職場に行っても、行かなくても仕事はある。
月曜日から金曜日まで職場に行ってからが仕事ではなく、起きている間はずっと仕事である。
このように書くと店長の仕事や経営者に対しての見方が少し変わるのではないだろうか。
サラリーマンは金曜日になると1週間お疲れ様でしたと安くなった居酒屋で打ち上げをするかもしれない。
一方経営者は、どこの場所に行っても自分の仕事に生かそうとする。
なんでその看板の色なのか、なぜその椅子の配置なのか、なんでメニュー表の書体なのか気になって調べる。
実際にメモの魔力を書いた前田裕二さんは1つの映画に対して100個以上も箇条書きで疑問に思ってことを書き留めていたりする。
称賛すべきはそのメモ量ではなくその視点である。
その仕事を発注する側の視点を持つようになると毎日本当に頭が破裂しそうになる。
今日もコンビニでマガジンと読みながら女性誌とか今何が流行りかパラパラだけど最近読むようになった。
そしたら自分のお店のことを紹介している雑誌に出会ったりもした。
僕もお店に行くたびにそのような疑問を抱くので完全職業柄になってしまった。
シャワー入る時以外見に入る物は全部思考の種の元になる。
このような視点を持ってしまうと
『いつ仕事終わるの?』
という問いに対しての答えだが終わることはないが正解である。
こんな中学生の頃は1ヶ月ぐらいぶっ通しで働くとは思ってなかった。
結果的に就職活動をしないで休学したらなぜか毎日ものすごい働いてしまっている。
しかも、僕が止まれば他のアルバイトの子の生活にも影響してくるから尚更止まることはできない。
皆さんが普段している仕事は受注と発注どちらですか?
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