働きアリだって休学したい
あとちょっとで僕は大学生活に戻ります。
どういうことかと言うと僕は大学1年間休学をしました。
新型コロナウイルスが来て授業がオンラインになるから学費がもったいなくなると予想して休学をしたわけではありません。
休学をした理由はシンプルで順番を間違えてしまったからです。
僕は現在店長として運営している職場にアルバイトとして入社しました。
BBQ場といえば、短期集中型のイメージがあったのでとにかく稼ぎたいという理由からその職場に行くことを決めました。
分かる人には分かるのですが僕は神奈川県の大磯町というところが実家です。平塚とか小田原というとわかって頂ける方が多いです。
その僕の住んでいる所から現在の職場まで1時間ぐらい電車でかかります。
多分、ほとんどの人が『家から遠いから辞めます』と思える距離です。
しかし、僕は馬鹿なのか、頭おかしいのか分かりませんが距離でアルバイトを決めたことがありません。
むしろ働きたい、やりたいことを距離で決めるは僕はしたことありません。
距離で物事の良し悪しを判断している時点で『その程度の気持ちなんでしょ』と物事を判断する基準にしていました。
大学に行っていた時は家から大学まで2時間半をかけて通っていました。
最初は新しい環境に好奇心剥き出しで心をワクワクと弾ませながら通っていましたが、段々とその時間をかけて行く意味を見いだせなくなってしまい、大学に時間通り行くことも減ってきました。
要するに時間の壁を乗り越えられるほどの魅力が大学に見いだせなくなってしまったのです。
このように書くと少し『あるある』な理由で大学という環境を言い訳に休学した生意気な小僧のように思われるかもしれませんが、きちんと大学には長い時間かけて通い続けました。
じゃあ何故、休学をしたかと言いますと現在運営しているお店の店長になったからです。
正確には自分からその職場を運営しているオーナーに『店長をやらせてください!』と言いました。
そしたらまさかの許可を貰えたのです。
自分でも思ってもないほどに話が進み、気づいたら年間5000万を売り上げるお店の長になってました。
オーナーとその会社の取り締まりの方の店長になれるかどうかの面接した際に『大学はどうするの?』と聞かれました。
その時には『もう休学をすると決めました』と報告しましたが全然そんなことありませんでした。
その場で初めて『休学』を決断しました。
場の雰囲気が店長になるためには『休学』をしていないといけないという条件があることを嗅ぎつけました。
なので店長になってから大学を休学するという決断をしたのです。
親には事後報告で『実は店長になるので大学を休ませてください』とお願いしました。
よく、こういう一歩を踏み出した系の記事だと『親も最後には許してくれて、、、』的な感じになりがちですが僕はそうではありません。
『あんたが店長になれるわけじゃないじゃない』と賛成と反対でもなく信じてもらえませんでした。
それから何度か話して見たものの、僕は大学を休学してアルバイトに費やす人という見られ方をしています。
でも、そんなもの関係ありません。
結局は自分がどうしたいかなんです。
そこで、両親に『絶対辞めたほうが良い』と言われたからと言って従っていたら人生の選択に『言い訳』をするただのダサい人になっていました。
周りと一緒で大学を卒業して、就職するという人生も嫌ではありませんでした。
しかし、何も考えず作業のように繰り返していた毎日に、やりたいことができてしまったんです。
それが周りがこうだからと言って合わせなきゃいけない制約はありません。
自分の心のコンパスが指す方に。
その一歩が同じ悩みを抱える誰かの後押しになるのです。
働きアリだって休みたいと思ったら休んで良いのです。
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