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『やりたいこと』と『できること』

僕が大学3年生のとき『店長をやりたいです』と言ってから2年弱時間が経った。

まだ、僕が大学生という肩書きしか、実績しかなかったあの時、世間では僕の決断に対して賛否両論だった。

『良いじゃん!やってみなよ!』という温かい言葉をもらうときもあれば、『勝巳が店長になって何ができるの?残せるの?』と現実的な意見を頂いたこともある。

今では、僕は職場でやりたい事があるとスタッフに『とりあえずやってみなよ!』と軽い感じで背中を叩くことが多いが現実はそんなに厳しくない。

実際は『できること』が少ない人にはチャンスは回ってこない。

どんなにやりたいことに対して熱い想いを持っていようができることがなかったら実現できないのだ。

僕がゲストハウスで働きたくでも英語が流暢ではないために、バイトの面接落ちたように、世の中には既に出来る人を求めているのだ。

教育コストを考えれば、実績も何もない人を採用するよりは、既にその育てたいと思ったスキルを持っている人を採用した方が即戦力になる。

合理的に考えれば、組織にとってできる人の存在は重宝される。

じゃあ、できることが少ない若者にとって、残された道は何なのか?

それはやりたいことを熱心に伝えることだと思う。

だってできることが社会的に見て極端に少ないのだから。

就職活動だとサークルやバイト経験、インターンなど自分のできること、実績を伝える傾向にあるが、そのできることは俯瞰的に見て他にもっと実績を積んでいる人を採用した方が早い、安心である。

だったら残された道はいかにその道を進みたいかという熱量。

実際に僕は本当に無名だった。

昨日までサークル活動をして普通に大学生活をしていた自分が飲食店の店長になったのだ。

これは若いのにマネジメントスキルを備えていて、コスパがよかったからというよりは、何も実績のない自分がやりたいことに対する熱量で道をこじ開けたのだ。

何者でもない。でも何者かになりたかった。

やりたいことがたくさんあるのに、どうして僕にやらせてくれないんだろう。そんなに実績がないとやってはいけないことなのだろうか。

やりたいけど、できることがない。できることがないとやらせてくれない。

そんなジレンマに僕は頭を悩ませていた。

でも結局できることを増やしていくのは、自分で道を切り開いていくしかない。

それがアルバイトをすることだったり、企業に就職することだったり。

若いうちに挑戦する機会に立てている人は本当に一握りで、その環境に運よく手に入れている人は、自分の実力もあると思うが、どうか感謝を忘れないでいてほしい。

挑戦したいと思って挑戦できるほど世の中優しくないんだ。

僕もそうで、無名な僕に、飲食店の店長という役割を与えてくれた社長には本当に感謝している。

当たり前のように、『君には実績がないから他の人を採用するよ』と断られていたら今頃何をしていたんだろう。

そもそもnoteを書いていなかったのかもしれない。

普通に就職活動をしていたのかもしれない。

お店は閉店していたのかもしれない。

タラレバ考えるとキリがない。

まぁ結局何が言いたかったの言うと、若いうちはできることが少ないのだからとにかく行動した方が良いと思う。

そして、運良く与えらた環境で自分のペース実力を身につけていく。

自分のできることを、役割を少しずつ身につけていって、社会に還元していく。

こうやって若者は大人になり社会に還元していくんだと思う。




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