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免疫系と延長線上としての社会保障


ごあいさつ

みなさんこんにちは!
世界を体験できるメディアをミラーワールドを通じて作っているかっつーです。
かっつーの殴り書きコーナーということで、とにかく自分の頭の中にあるイメージや妄想、アナロジーなどを殴り書きしていきたいと思います。

最近の関心事

最近貨幣システムや社会保障、税システムに関心があって、様々な書籍や論文を読んでいます。

下記の本は結構おすすめです。簡単に社会保障の素晴らしさについてや、社会保障の必要性、社会保障が与える民主主義への影響、現在の日本の社会保障が抱える問題点などについて、非常にわかりやすく解説しているのでおすすめです。

こちらの書籍もおすすめです。
税金が世界史でどのような役割を果たしてきたのかや、重い課税がロシア革命や様々な戦争などの引き金になった可能性があるなど、税の観点から世界史を眺め、現在の税金システムに対する提案などを行っている書籍です。

こちらの論文はすごいです。
Money and the Mechanism of Exchange」(通貨と交換の仕組み)
という題で、世界の過去および現在の通貨システム、通貨を作る材料、コインを鋳造し発行する規制、通貨の流通を支配する自然法則、貨幣によってどのようにしてそれらを置き換えることができるのか、貨幣の本質的役割である、「欲望の二重一致」などについても記述されています。

まだインターネットって歴史が浅い

なめらかな社会とその敵ではあらたな貨幣システムであるPICSYについて多く言及されています。この本では「貨幣って作ってもいいんだ!」というインスピレーションを与えてくれますね。

インターネットが1967年にアメリカの軍事利用から生まれて、日本では1984年あたりに、JUNETという東大、東工大、慶應のPCを繋いだものが生まれて、まだまだ月日はたっていません。
そして一般的に利用されるようになったのが、2000年代くらいだとするなら、2024年現在は20年程度しか経っていないことになります。

まだまだ新たな貨幣システムや社会的枠組みをインターネットによって変革する余地は無限にありそうな気がしてなりません。

そこで、頭の片隅でなんだか別の貨幣や社会システムをインターネットで革新してみたいなあなんていう気持ちが横切るわけです。横切ったはいいけどそれが頭の中でぐるぐるするんですね。

頭の中でぐるぐるしていると、いつの間にか図書館に潜り込んでいて頭の中にあるイメージや妄想などに関連する書籍を大量に借りては、読んでを繰り返しています。
ということで、僕がどんな社会システムに対してイメージを持ったのかを書きますね。

社会保障と免疫系って似てない?

4年前くらいからウイルスと貨幣ってなんだか似ている気がするなあというイメージが頭の中でありました。コロナが流行していてウイルスに対する社会的関心が高まっていた時期ですが、そのころになんとなくウイルスは貨幣と似ている気がしていました。(言語化しろよという気持ちになりますね)

しかし、最近ようやくその正体を掴むことが出来ました。
似ているのはウイルスではなく、免疫系、貨幣ではなく社会保障でした。
社会保障と免疫系は非常に似ているなあと思っています。

貨幣という仕組み自体が自己言及的な信頼によって成り立っており、その信頼というのは自身の身体性の一部だとするなら、貨幣自体が人間の体や脳、精神、環境などに根ざしていることになると思います。

つまり、貨幣は人間や生命の中から自生的に生まれたものであり、社会的な秩序の中から自然と生まれたシステムなんだということです。

新しい貨幣やシステム、社会制度をデザインするためには、こういった原始的なシステムの理解が欠かせないと思って調べてました。

そして社会保障って人間でいうとどういう存在なんだろう?っていうことを考えていった結果、免疫系にたどり着きました。

どんなところが社会保障と免疫系は似ているのかを下記に記述します。


  1. リスクからの保護機能

  2. 予防と回復

  3. 全体の安定と調和


の3つです。
それぞれ説明していきます。

リスクからの保護機能

  • 免疫系では体内に侵入した病原体を認識し、それに応じて反応して体を守ります。

  • 社会保障では、個人や家族が直面する様々な社会・経済・健康敵なリスクなどから保護し、社会の健全な機能を維持します。

予防と回復

  • 免疫系では、病気の回復と予防のために働きます。

  • 社会保障では、貧困、病気、失業などの社会的問題の予防とそれらの状況からの回復をサポートしますよね。

全体の安定と調和

  • 免疫系では、体全体のバランスと調和を保つために必要不可欠な機能です

  • 社会保障は、社会全体の安定と調和、そして社会保障があることで健全な経済成長を促進します。

このように、社会保障という仕組み自体が人間の身体の延長線上にあるのではないかと思いました。

なめらかな社会とその敵でも記述されていますが、PICSYだけでは社会をなめらかにすることは敵わないと思います。そして、PICSYには再分配性が貨幣の中に組み込まれている一面もありますが、格差を助長する可能性は示唆されています。
そこで、社会保障というものを国境を超えて機能させることがインターネットとテクノロジーによって出来たら、結構すごくないかと思って最近考えていたわけです。

まだまだ思考は始まったばかりなので、殴り書きをすることで思考を整理していきたいと思います。




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