見出し画像

俺ら(katotoorera)の政治信条〜民主主義の問題について〜

 俺らは自由主義及び民主主義に強く反対する。以下では、俺は民主主義に対する俺の違和感を提示するつもりである。なお、俺は欧州人がアメリカ大陸で民主制度それ自体を実行していることにも反対している。

画像:https://unsplash.com/photos/JqWvPQZXhIc

1章 民主主義?

 西洋文明はキリスト教と地中海文明から構成されている。地中海文明は自由主義と民主主義を持つ。地中海文明では、自由意志は人間の本質である。

一般的に、人々が民を統治するとき、統治の正当性が問題になる。近代における欧州人はその正当性を自由意志による統治者の選択の中に見出した。つまり、自由意志は人間の本質(正当)であるので、自由意志による統治者の選択もまた正当である。

このようなロゴスが使用されている。言い換えると、自由意志それ自体、正確には自由意志による選択行為が民の統治の正当性を統治者に授けている。まとめると、「自由意志→人間の本質→自由意志による統治者の選択→統治の正当性」という流れが存在する。

2章 問題点

 当然ながら、上記には問題が存在する。その問題とは、認識能力や(善悪の)判断能力を持った統治者が現実的には選択されていないことである。日本国を見るとわかりやすいが、日本列島の上の大和民族の統治者は認識能力や判断能力だけでなく、自己の系統の善悪それ自体も持っていないように見える。

現実的には、大和民族の統治者はロックダウンが善であるのか、悪であるのかすら原理的に判断できない状態である。民のほとんどは正常な認識能力も判断能力も持っていなく、かつ自己の善悪すら持っていない。正常な認識能力や判断能力を持っていることは非常に特別な状態である。

当然であるが、もし民が正常な認識能力や判断能力を持っていないならば、そのとき、その民によって選択される統治者もまた正常な認識能力や判断能力を持っていないだろう。たとえ俺らが自由意志を人間の本質と仮定するとしても、俺らは正常な認識能力や判断能力に関する問題を解決できないように見える。

ここから先は

482字

¥ 300

この記事が参加している募集

自己紹介

社会システムの設計に関する寄付は「ここから」。 君の寄付をありがとう!とても嬉しい!