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こんな私ですが、ちょっとだけドキドキしながら仕事をしています。

私はキャリアコンサルタントが本業なのだけれど、副業で様々な企業の採用支援を行っている。

具体的には書類選考や、面接官の代行業務、合説のプレゼンター等である。

守秘義務の関係で、具体的なクライアント名をお伝えすることが出来ないのだが、ほとんどが業界1位とか、プライム上場とか、日本を代表するような名だたる企業ばかりである。

今日も面接の代行業務があって、クライアントの現場マネージャーと同席をして面接を行った。面接自体の進行と人事的な立場からの質問をさせて頂くことが私の面接官としての役割である。


昨今、こういった面接代行の仕事は増えているし、候補者側もある程度認識しているかもしれないが、全くの外部の人間が素性を隠して(明確に第3者であることを名乗ることは少ない)面接をしているというのも不思議なものである。


企業外の人間(≒第3者)が面接することのメリットはいくつかある。
・忖度無しでフラットに評価できる
・客観的な評価をしやすい(市場感を踏まえてレベリング出来る)
・面接のプロとして対応するため、事故が起きにくい

3点目を補足すると、面接に不慣れな社員が面接対応をすると、不適切な質問をしたり、横柄な態度をとってしまったりと、候補者の心象を悪くしてしまったり、場合によってはクレームが発生してしまったり、あるいはSNS等で炎上案件になってしまうようなことがある。
こちらはプロなので、当然そういった事故になるような対応は十分すぎるくらいに気を付けているし、なんだったら、5割愛想よく丁寧に対応するので、隙あらば魅力訴求を行おうとするくらいである。

一方で、当然デメリットもいくつかある。
外部の人間なので、内情を理解していない。従って、候補者に適切な情報提供ができないことも往々にあるし、評価基準や評価軸がズレてしまうこともある。あとはレベル感の判断や、カルチャーフィットなどについても、慣れてくるまでは非常に難しいこともある。

質疑応答については、後日エージェントを通じて回答とか、時間の関係で割愛とか、対応はいくつか考えられる。カルチャフィットなどは、面接は大抵複数回あるので、他の回で確認できる。

そういう意味では、デメリットはさして大きなものではないのかもしれない。
あとは、面接官としてのスキルがクライアントが求めるレベルを満たしているかどうか。


今日、ご一緒したクライアントの面接官からは、けっこう褒めてもらったので一安心。
面接に自信がないわけではない・・・というか、けっこう自信はある方だと思うけれど、クライアントが求めているものに合致しているかどうかは、毎回どきどきする。目線や方針にズレがないか。トーンマナーは揃えられているか。そんなことを考えながら、また明日も面接をする。

あと、地味に知り合いが候補者として現れないか、ちょっとだけヒヤヒヤしていたりもする。

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