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成長とは何ぞや? クリティカルに考える力とは、ただ批判することではない

9月3日、今日はドラえもんの誕生日ですね。
すごくどうでもいい話なのですが、
ドラえもんというアニメにおいて、
主人公は「のび太 なのか ドラえもん なのか?」という話題で、
妻と激論を交わしました。あぁ、平和。
#ほんとにどうでもいい話


さて、ここ数日「成長」をテーマに置きつつ、
その構成要素を紐解いています。

今日のお題は「クリティカルに考えていく力
※過去noteをお読みでない方は、こちらからスタートして頂くと分かりやすいです。

さて、
この「クリティカルに考えていく力」、
クリティカルシンキングという方が馴染みがありそうな気がするので、
このnoteの中ではクリティカルシンキングに置き換えて考えていきます。


かれこれ20年近く前にロジカルシンキングという思考法が流行り、クリティカルシンキングという言葉が世に出てきたのは、それから数年経ってからのように思います。(概念自体は1930年代ごろから提唱され始めたとwikipedia先生は言っています)


今日も、色々と調べる前に、自分の脳内ブレストから初めていこうと思います。

「クリティカルシンキング」から連想されることブレスト

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以前まで、ブレストする際は紙とエンピツに頼っていたのですが、
最近はオンラインホワイトボードのmiroさんにお世話になりっぱなしです。
無料で使えるし、携帯アプリ版もあって非常に便利。

さて、ざっくりブレストしてみたのが上図。
ちょっと散らかっているので、なんとなく整理してみましょうか。

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なんとなく分類してみた。

まず根底にある大事なこととして考えられることが、
客観性」と「問・疑問」ではないだろうか。

特に「問・疑問」というのは、
クリティカルシンキングの入り口になっているように思う。

例えば、何かの問題解決を試みるときに、
「その問題が発生している原因は何か?」
「その前提条件は、今なお有効なものなのか?」
「手元にある情報は全て真実か?」
「なぜその手段が有効なのか?」
といった、問を立てながら状況を整理したり、アプローチの妥当性を検討することで、問題を深堀りしたり、より効果的な解決方法を模索することにつながる。

また「そもそも・・・」と過去の成功法則に疑問を呈したり、問題解決の必要性などを確認することで、バイアスを排除し、フラットに思考することが出来る。



その際に、必要となるのが「客観性」であり「論理性」となる。
特にチームで共通の問題解決に取り組む場合などは、
特定個人の経験であったり、既存の考え方などに固執することが、問題解決の障害になってしまうこともある。
その際、個人的な見解のみで議論をすると、話がかみ合いにくくなったり、クリティカルシンキングが問題解決のためのアプローチではなく、ただの批判になりかねない。

そうならないために、情報やデータ、論理に基づいて客観的に物事を捉え、問題にアプローチする姿勢が大事になる。


この「問・疑問」と「客観性」や「論理性」をベースに、
「実行性の検証」を行うことで、問題解決の角度は高まる。

ここで言う、実行性の検証とは、
ある問題に対する解決のための方法(解決案)がある場合に、
その解決案について、楽観的な憶測を排除しながら、実現可能性や、妥当性を検討することを意味している。

別の言い方をするならば、
その解決案に対して、敢えて批判的なスタンスを取り、リスク要因を徹底的に洗い出していくことで、実現可能性を高めていくのである。

加えて、当初の問題、或いは解決案の根底にある「前提条件」についても、改めて検討し直すことで、解決案の妥当性をより強固にする。(あるいは代替案への切り替えを行う)

この"敢えて批判的なスタンスをとる"アプローチが、クリティカルシンキングと呼ばれる由縁なのだろう。


そして最終的に「問題解決」を行う。
解決案に対して、敢えて批判的な立場をとったり、
そもそも論を持ち出して、議論を拡げることは、ただディスカッションを楽しむために行うのではなく、あくまで問題解決という目標達成のために行うものである。

「目的意識」を明確にもつことで、個人的な主観を排除したり、批判的なアプローチに対しても、個人攻撃との解釈を回避し、健全な議論につなげやすくなる。


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一見すると、
前回のnoteで考えた「クリエイティブな思考法」と、
この「クリティカルシンキング」は全く逆のアプローチに感じるかもしれない。

しかし、クリティカルシンキングを丁寧に行うことは、
暗黙の了解としていたような前提条件(常識、しがらみ、バイアスなど)の解消にもつながり、結果としてクリエイティブな解決策を導くこともある。

どこかの経営者が言いそうだけれど、
「前提を疑え!」というのは、まさにクリティカルシンキングを発揮せよというメッセージなのだろう。


ちなみに、
ロジカルシンキング(論理的思考)とクリティカルシンキング(批判的思考)のどちらが重要なのか?」という疑問を耳にすることがあるけれど、
これはどちらか片方が優勢というものではなく、相互補完的な思考アプローチなので、うまく併用することが大事。

特に、現代のような変化が激しい時代ならば、より一層、過去の成功パターンに捉われないアプローチを検討することも重要。
(検討した結果、過去の方法がベターということは多々ある)


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おまけ。

冒頭の「ドラえもんの主役はどっちだ?」議論について、
妻とのやりとりを少しだけ載せてみます。

私「ドラえもんの主人公って、のび太?ドラえもん?」
妻「のび太じゃない?」
私「タイトルは ドラえもんだよ?」
妻「基本的に画面はのび太を映してるよ?」
私「ドラえもんは、のび太をサポートすることで、未来のセワシ君を幸せにする話という設定じゃなかったっけ?」

とまぁ、本当にどうでもいいやりとりだったのですが、
前提条件?思い込み?にチャレンジしたクリティカルシンキング的な会話かもしれません。
#ふ、複線回収のつもり


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