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面接からの面接からの面接

今日は朝から7件の面接。受験者側ではなく面接官側として。
久しぶりにこれだけ詰め込んで面接をおこなったので、いい感じに脳が煙を吐いている。

面接を立て続けに実施することの難しさは3つほどある。
・体力と集中力の維持
・候補者を混同しないように記憶する
・短時間で評価をまとめる

今回の面接は1件当たり30~40分程度で実施。
同一職種の選考だったので、評価軸についても全て同じ。そういう意味では頭の切り替えは候補者に関することだけだったので、比較的楽と言えば楽。もし職種もレベルもバラバラな面接が7件とかだったら、さすがにゴチャゴチャになっていたかもしれない。

とはいっても、面接というのは短い時間の中でやらないといけないことがたくさんあるので、脳は非常に疲れる。(私だけ?)
候補者の話を聞いたり、掘り下げるポイントを見極めたり、メモしたり、残り時間を計算したり。

そもそも初めましての人と話すこと自体、神経を使う方(いわゆる人見知り)なので、それだけでも疲れる。

私にとっては1日3~4人くらいの面接が集中力をいい感じに保ちつつ、面接を楽しめる上限数なのではないかと思う。


また立て続けに7人もの話を聞くので、誰がどの話をしたか・・・というのが混乱してきそうになる。もちろん、そうならないように必死にメモを取りながらお話を伺ってはいるのだけれど、”記憶”だけでは自信が持てなくなる。(もともと人の顔や名前を覚えるのが苦手だったりするのだけれど)


そして、私にとって一番のネックだったのは、評価を短時間でまとめるということだ。

今日の7件の面接は朝10時から始まって、昼休憩などを挟みながら、最後の面接の終了予定時刻が18時50分。そして評価の入力〆切が19時30分。

面接と面接の間のインタバールが20~30分ほどあるので、その時間で評価を終えなければならなかった。

どちらかと言えば、候補者が話したことを吟味しながらあれやこれやと考えたうえで判断をしたい方なので、面接が終わってすぐに評価コメントを入力して即合否判断というのは、自分のスタイルとは必ずしも合致していない。
しかし、そういう条件だと分かって引き受けた仕事だ。やるしかない。


しかしまぁ、面接を詰め込んで行うことにもメリットはある。
一つは、仕事のスピードが上がることである。今回の面接対応は一時的なものではあるけれど、当然、他のお仕事に関する連絡などは面接中にも”いつも通り”送られてくる。面接の合間にスキを見て素早く返信するためには、自ずと面接の評価や判断を早くしないといけない。もっと言うと、次の面接の準備もクイックに行うために、予め質問項目を設定しておいたり、メモを取るためのシートを入力がしやすいように工夫して作っておくなどの準備が必要になる。つまり、仕事を円滑に進めるための工夫をするようになるのである。

私だけかもしれないけれど、フリーランスになってからというもの、自分にとって心地よいテンポで仕事をしがちになった。従って、短時間で終わらせるための工夫などをする機会を自分で減らしてしまっているようにも思う。

今回のように、無理にでもスピードアップする機会をえるというのは、程よい刺激なのかもしれない。


面接の話に戻すと、短期間にたくさんの候補者、それも同じ職種を希望する候補者と立て続けに面接を実施することで、候補者のレベル感を掴みやすくなる。標準がどのあたりにあって、どのあたりから突出したレベルと位置付けられるのか。
面接をした候補者が少ないと、たまたま会った候補者が優秀だったのか、標準的だったのかの基準を持つことが出来ずに、合否判断に確信が持ちにくかったりすることがある。(必ずしも絶対評価というわけではない)


と、いうわけで久しぶりの面接フル稼働で少し疲れたものの、なんだか楽しかったのでヨシという感じです。
明日以降も面接が続いていくので、頑張らねば。

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