マガジンのカバー画像

和噺2022年8月

31
2022年8月の過去ログです。
運営しているクリエイター

記事一覧

政治と宗教と野球の話題

 政治と宗教と野球の話はしてはいけない、という大人マナー的なやつがありますが。なぜあれが…

加藤和
1年前
23

なぜ人はトンデモ宗教でも信じてしまうのか?

 昨今、統一教会のこともあり、宗教が関心を集めていますが。宗教団体の問題があると、いつも…

加藤和
1年前
54

自給自足なんてするもんじゃない

 お金に追われる生活は嫌だから田舎暮らしで自給自足したい、という人に、よく会いまして。そ…

加藤和
1年前
78

0か100かではなく、38ぐらいをねらう 

 今日、人と話していて、田舎暮らしはお金が無いとできない、みたいに思っていると聞いて。な…

加藤和
1年前
32

生きている豚を見て「美味しそう」と思わないのは何故なのか

 生きている豚を見て「美味しそう」と思えないのが、不思議で。むしろ、豚を見たら危険だとか…

加藤和
1年前
12

定価とマニュアルとスペックの世界

 「定価」を発明したのは江戸時代の三井(越後屋)だと言われていますが。逆に言うと、それま…

加藤和
1年前
12

お金を使うと人間は「平均的」になっていく

 お金というのは「取引」のためにあるものであり、取引というのは本来、近しい信頼できる人間との間で行うものです。  夫婦で言えば、お金を稼ぐ、一方で家を守り子供を育てる、というように役割分担をした上で、取引しているわけです。明文化されていなくても、近しい信頼できる人間なら、そういうものは自然に成り立つ。そういうのが成り立たない「信用できない人間」と取引するときに、お金は役立ちます。  人間の歴史を、経済発展の歴史だとみる言説もありますが、それは「人間の生産と取引」のごく一部

鶏胸肉を調理できる人は、二次関数を解ける人より少ないのではないか

 衝撃的な話を聞いて。近くに、移住してきた一人暮らしの若者が住んでいるんですが。お金も無…

加藤和
1年前
22

GDPは「豊かさの指標」ではない

 GDPとは豊かさでは「ない」、という話をします。  GDPの定義は明確ですから置いておきます…

加藤和
1年前
21

お金を使う量を減らすと、世の中は多少は良くなる

 お金を使うということは、誰かに頼む、ということなんです。  普通、自立するっていうこと…

加藤和
1年前
32

人生詰んだ、と田舎の人は思わない

 いつも考えながら書いているので、まとまりが無くなることもありますが。という言い訳から始…

加藤和
1年前
22

なぜお金が無いと、生きていけないのか

 現代社会では、生きることが、ほぼイコール「お金を稼ぐこと」になっています。なので、お金…

加藤和
1年前
57

大人になってみると大人なんていなかったことに気づく

 子供の頃と、大人になった今の、物事の見方において何が一番違っているかというと、子供の頃…

加藤和
1年前
42

なぜ田舎者はダサいのか

 なぜ田舎者はダサいのか、という話をします。結論から言うと、田舎のコミュニティではファッションによる意味づけの必要が無いからです。ファッションの意味が田舎では弱いし、その意味の受け取り手もいない。  さて、その前提として、ファッションとは「意味」である、という説明をします。服は、意味です。現代社会におけるファッションは、暑さ寒さを防ぐという目的よりも、意味としての目的の方が、ずっと大きい。  意味というのは、他者に対して、「私はこういう人間です」というメッセージを送る、と