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人と話すのが苦手な子どもの導き方

わが子が、なかなかお友だちに話しかけられないことを、悩まれる親御さんも多いです。

確かにお友だちに自分から話しかけることができたら、得をすることが多いのは事実です。

ただ、これは個性や性格の違いもあり、無理に変える必要もない部分があります。

もちろん本人には変わりたいという気持ちもあるかもしれませんが、
無理に強引に変えるのではなく、少しずつ行動をしていくことが重要だと思います。

まずは身近な存在や、身近なコミュニティから、
共同作業をしていく機会を作っていけば良いと思います。

身近というのは、家族のことです。

人に何かを頼むためにはどう伝えれば良いか?
人の役に立った時は、どんな快感が生まれるのか?
このような機会を、親御さんが意図的に作り、そして声がけをしてその実感をさせていくのが良いと思います。

たとえば、家族内で共同でできるような仕事を与えたり、
お父さまにも協力してもらって、お父さまに依頼をして手伝ってもらって、
何かの仕事を成し遂げるような機会です。

また、親御さんご自身が、お子さまに頼み、そしてお子さまからも頼まれるような環境を作るようにします。

このように、家族の中でこのようなことができれば、
では今度は、「○○くんにこれを頼んできて」「先生にこれを聞いてきて」というような話もしやすくなると思います。

現状、お友だちに話しかけることができないのであれば、
いきなりたくさんの人に話しかけなくても良いと思います。

まずはたった一人の仲の良いお友だちや、たった一人の話しかけやすい先生などで構いません。
たくさんの人と協同することもなく、たった一人でも良いので、
そのように協同できるような関係性を築ければ良いと思います。

その経験ができれば、自然とその数をその後、増やしていけるようにもなると思います。

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