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「国民民主党を国民民主党として大きくする」

こんにちは、本日、国民民主党の代表選挙に立候補する前原さんが以下のような発信を行いました。

いいぞ、もっとやれ(歓喜)

先日、玉木代表は「多党制による政権交代」を明言されましたが、それを受けてのこの発信ということになります。
いやはや、前原さんがこの点を突いてくれるというのは、私にとって期待以上です。私が期待する動きを前原さんがしてくれるので、なかなか見ていて面白いところであります。

玉木代表の考えを聞きたい

私としても、「多党制による政権交代」自体は否定的ではありませんが、確かに、前原さんが仰るように、なぜそういった考え方に至ったのかという説明責任はあると思っています。

というのも、玉木代表は従来は政権交代に対して消極的であり、よく考えてみれば、大きく考えが変わった話でもあります。

種明かし

とは言え私は、玉木代表が政権交代に否定的で、自民党寄りであるという立場には立ちません。
自民党を介した政策実現によって、実績や信頼を積み上げた先に政権交代があるというのが玉木代表のお考えだと認識しています。
これまで「政権交代」というワードを出しては来なかったものの、決して政権交代の全てに対して否定的だったとは私は言いません。

要すれば時間軸の問題だと考えていまして、短期的に政権交代を志向するのが前原氏であり、中長期的に政権交代を目指すのが玉木氏という構図だと思います。
玉木代表が本質的に、政権交代そのものを否定してきたということはないかと思います。

説明責任

とは言え、説明責任は必要です。
「多党制による政権交代」という考え方が正しいとしても、最近は「政権交代」というワードの使用を控えて来た以上、「自民党を介した政策実現」「多党制による政権交代」という2つの考え方を、どう矛盾なく説明できるのか、その点については問われて然るべきだと思います。

国民民主党は「対決より解決」でありますから、この説明と納得という「プロセス」自体が肝要であると考えています。
「いやいや、説明しなくても分かる人は分かっている」というような考え方もあると思いますが、説明というものをやり過ぎるということはありません。
仮に玉木総理が誕生したとして、そうなれば説明責任の連続であると思います。建前上、みんなが共通認識を得るまで、辛抱強く説明を重ねる必要があるように思います。

今、世間が国民民主党に注目している!

そもそも、代表選挙とは世間様に国民民主党の全てを見ていただくことだと思っています。
確かに、国民民主党外の方は、今代表選挙における投票権を持ちません。しかし、声なき声の持ち主は確かに、国民民主党がどういう政党かを見定めています。
国民民主党は支持するに足る政党なのか、国民民主党に政権運営の能力があるのか、国民民主党の政治家は説明責任を果たすのか、声には上げずとも、その動向を一つ一つを客観的な目で吟味しています。

「支持を広げる」ということ

愛党心や、党員・サポーターの声というものも確かに大切でしょう。
しかしながら、国民民主党はこれからに支持を広げていかねばなりません。

これから国民民主党を支持する人とは、今は国民民主党を支持していない人なのです。
であれば、内輪の論理や想いばかりではなく、今この瞬間、党の外部から国民民主党が注目されているという意識は大切であると思います。

「対決より解決」の精神

この代表選挙が「対決より解決」を体現する代表選挙と評価いただければ、それは言行一致という判断要素の一つとして、未来の国民民主党票に繋がるかもしれません。
実は、誰が代表になるのかという結果はさほど重要ではありません。
国民民主党が「対決より解決」というプロセスを体現できるのか、「中道の精神」が宿った代表選挙を実演できるのか、その方がよほど重要なのです。

「自分の推す候補が勝つならなんでもいい」という考え方も確かに存在すると思います。しかしそれが行き過ぎれば、国民民主党は自ら掲げる「対決より解決」を体現できなかった政党の烙印を押されてしまいかねません。
それこそ、なんでもありだった維新代表選挙と同等の評価を下される可能性もあります。

「誰が代表になるか」という結果ばかりに目を向けるのではなく、「対決より解決」の体現も兼ねてこそ、国民民主党とはどういう存在なのかということを、世間様に知っていただけるのではないでしょうか?

「国民民主党を国民民主党として大きくする」未来

両候補の動向、そして参加している支持者の一人一人の振る舞いの良しあしを、代表選挙で一票を持たない人々が、粛々と吟味していると思います。

結果という「形式」ばかりではなく、「対決より解決」という「魂」が宿った代表選挙ができるのか、それこそ、向こう10年の国民民主党の命運に大きく影響する大きな要素だと思います。
単純に勝つだけでは、国民民主党が「対決より解決」の体現者であるとは、世間からは見なされないのではないでしょうか?

形ばかりの勝利をつかんだ先に、「国民民主党を国民民主党として大きくする」未来があるでしょうか?
是非とも、「対決より解決」の精神が宿った代表選挙となることを期待しています。
「対決より解決」の精神を兼ね備える候補こそが、真の勝者足り得るのではないでしょうか?
だって我が党の原点は「対決より解決」の精神なのですから。

以上、「国民民主党を国民民主党として大きくする」でした。
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お読みいただきまして、ありがとうございました!

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