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噂のMR.CHEESECAKEが買えた日

MR.CHEESECAKEとは、事業家兼シェフの田村浩二氏がプロデュース。ECでのみ購入できる冷凍で食べても美味しいチーズケーキ屋さん。

コンセプト「世界一じゃなく、あなたの人生最高に」

コミュニケーション設計が上手にできる人がMR.CHEESECAKEチームにいらっしゃると思う。色々とマーケティングの勉強にもなるブランドである。

今回はマーケティング視点で感じた事をお伝えしたい。


1.MR.CHEESECAKEを認知したきっかけ

私がこの商品を認知したきっかけは知人によるSNS発信である。
複数の知人が2,3ヶ月くらいの間にMR.CHEESECAKEを購入したという投稿を見て、認知した。最初より2回目、2回目より3回目と見るたび興味が強くなりサイトに訪問した。(ザイオンス効果)

サイトはクリエティブも素敵でサイトも見やすく、サイト初訪問時には購買意欲があった。しかし、買う事はできなかった。

購買意欲があったにも関わらず、購入できない事でさらに購買意欲は高まった。(理由は [2.販売手法] にて)

2.販売手法

MR.CHEESECAKEはいつでも購入できる商品ではない。

日曜日10:00からのみ販売する。

私は購入しようと3回チャレンジした。

・1回目のチャレンジ
日曜日10:30くらいにサイト訪問した。しかし、Soldout

・2回目のチャレンジ
翌週10:00前から待機して10:00になり、すぐに商品をカートに入れて、新規会員登録して購入しようとしたら、カートに入れただけでは在庫確保されずSoldout

・3回目のチャレンジ
翌々日曜10:00 10分前。LINEで販売開始お知らせの通知受け取り、すぐに、サイト訪問して事前にログイン。
何度もサイトを更新して、10:00スタートと同時に購入できる体制万全で挑んだ。

結果、ようやく念願のMR.CHEESECAKEを購入できた。

販売日時を日曜10:00に限定するとメリット
・ECだけなので、人件費、オーダー集計、発送など計画的かつ効率的
・限定感を出す事でブランディングを高める
・お客様にとっても販売日時が覚えやすい
・LINEの役割が明確化されており、購入意欲がある方が多いので開封率も高まる、リマインドとしての役割もある

3.マーケティング(推測)

❶ターゲット:感度が高く、食にこだわりもあり、おうちでゆったりと美味しいものを食べたい人。性別は女性かもだが、私自身も私の知人も皆男性だ。

❷消費者便益:限定感と他社とは差別化されたプロダクトを味わえる事

❸競合:お取り寄せグルメ
街のチーズケーキ屋さんではなく、お取り寄せグルメ

❹差別化:凍らせて食べるチーズケーキ(シーズンにより限定の)
新しさと未経験からの期待

❺トンマナ:上品、繊細さ
シェフのアカウントは、美食家のような上品なイメージ

4.SNS

SNSはLINE,instagram,Twitterを活用

(2020/5/13時点)
LINE 149,686 *ここ最近おうち時間が増えて急速に友だち数伸びる
instagram 48,000
Twitter 26,675



instagram,Twitterは、オリジナルコンテンツや食べ方の提案、顧客の声に対してのリポスト、リツイートしてコミュニケーション。
プロフィールでLINEの友だち追加を促進。(サイト来訪時もLINEの友だち追加をポップアップ)

LINEは、販売前の告知とコンテンツを発信。

全てのタッチポイント(サイト,instagram,Twitter)で新規顧客も既存顧客も商品理解ができるようになっており、次のステップは購入してもらうこと。という導線設計が作られている。

SNSの最終到達点はLINE登録。
購入日時を忘れないようリマインドで告知していく。


5.リピートするか?

初めて食べた時、冷凍庫から出して30分-1時間後に食べたが、ペロリと一人で食べてしまいそうなくらい食べやすかった。
子供もおかわりをするくらい老若男女から好まれる食感、味である。

間違いなくリピートする。
そして、日曜10時の多くの競合の方々より早く購買できるように常に購買までのイメージを持ちながらスポット販売される限定味を制覇していきたい。



MR.CHEESECAKEのLINE

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