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読んだことを忘れたくない あるいは読み返したくなるはずのお話

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活字の海を波乗り中に見つけたお気に入りの記事を残しておく自分用の文集。本棚の片隅に並べて、その背表紙を眺めているだけで申しぶんのない時を過ごせるような小さな出会いの積み重ね。
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人生のギアチェンジ

「50歳誕生日までに」を目標に、4月中旬からスタートさせた求職活動だった。誕生日を越えた今、急ぐ理由がなくなったので、ゆっくりじっくりと考えて仕事探しを進めるように方向転換して過ごしている。 派遣会社の求人をチェックしつつ、コーディネーターから時々かかってくる紹介の話を聞きつつ。機会を広げるために登録サイトからエントリーは気軽にしても、その次の社内選考と紹介の段階では、よく話を聞いて考えてから慎重に進めるように方向転換した。特に、応募する企業の社員の年齢層や、派遣スタッフに

思い通りにならない世界だからこそ、努力で変えられるものくらい変えてしまおう

高校入学したてのとき、クラスの学級目標を先生が与えてくれた。 約10年前のことだが、印象的だったので鮮明に覚えている。 【過去と他人は変えられない、だから未来と自分を変えよう】 というものだった。当時の私は早くも音楽の世界を通して世の中の理不尽さを痛感していたのできっと心に留めていたのだろう。 この言葉を胸に頑張ってきた。 私が人生にひどく絶望していたとき、親友から 「生まれた場所、周りの環境なんて自分の努力では変えられないから、だからこそ自分の努力で変え

わたしが書きたいこと。

昨日、結局ライティングとはなにか、わたしがやりたいこととはなにか、ということで悩んで、病んでしまいました。 書くことができなくなってしまった。 少し仕事の手が空いたので、noteの下書きたちを完成させようと思った矢先のことでした。 よくあるライティングのスクールを運営されている方や、「ライティングで稼ぐコツ!」みたいなコンテンツを発信されている方の書くような文章を、果たしてわたしは発信する意味があるのだろうか、というように疑問を覚えてしまいました。 なんだろう。言葉に上

すべてのライター・編集者必読の書

すんごい本が出ました。 おとといAmazonでポチって、昨日の午前中に届いて、さっそく読み始めたものの、冒頭の数ページで惹きこまれて徹夜で読み切った小説のような勢いで、476ページを1日で読み終えた。 それが、この本。 世界的ベストセラー『嫌われる勇気』のライターで知られる古賀史健さんが、3年がかりで書かれた新刊『取材・執筆・推敲――書く人の教科書』です。 昨日は昭和の日で祝日でした。 1日中雨が降っていたので、ちょうどいい「積ん読デー」ということで「よし、今日は読

私が本当にライターを選んだ日。

ある朝。ふと目を覚ました。まだ眠い。今何時だろうと思って、ベットのサイドテーブルに手を伸ばす。手に取ったスマホは「もう朝の9時だよ」と教えてくれた。 昨日は朝5時まで仕事をして寝たので、9時ではまだ眠い。数カ月前に会社員をしていた時は、もう家を出ていた時間だったが、その姿はもうない。 目も腕も思うように働いてくれない中で、なんとかスマホの通知を確認する。すると、SMSのメッセージが5件届いていた。普段あまり見かけないアイコンの通知に、何事だろうとメッセージを開くと、懐かし

息子たちへ。私は祈りをこめて「月が綺麗だね」と伝え続ける

その日は、ちょうど真東に向かって車を走らせていました。 家族で遠出をした帰り道。すると目の前に出てきたばかりの、大きな満月が姿を表しました。ほんのり赤みを帯びた薄紫色の美しい満月でした。 まるで吸い込まれそうな圧倒的な存在感です。 「あぁ、本当に綺麗だね」私は子どもたちに語りかけました。 「うわ!ほんとに、おっきなお月さまだね~」と応えてくれました。 いつもの保育園からの帰り道。 空を見上げて月を見つけた時、私は必ず、自転車の後ろにのせた次男に、「お月さまキレイだ

「書く人」から「つくる人」へ。古賀史健さんのライター講座で学んだこと。

3月11日(木)20:00から、YouTubeで『「書く人」から「つくる人」へ。古賀史健さんによるライター講座』と題して、「嫌われる勇気」の共著者である古賀史健さんの講座がライブ配信されました。 「ライターとは何か?」という問いかけから始まり、最後の質疑応答まで、古賀さんが終始ゆっくり丁寧に解説くださったのがとても印象的でした。 「ちょっと、レジュメ確認しますね」と、たまに照れ笑いでカンペを見に行く古賀さんの姿がちょっと面白くて、親近感を勝手に感じつつ、107分のセッショ

オープンドア!

note勉強会フェリーに参加しております。 2/17は「note勉強会フェリーオープンドア」ってのがありまして、記事を書いたり雑談したりする自由参加のzoom会でした。 雑談ってのはちょっと「うっ(苦手)」ってな感じの私なので参加するかどうかはめっちゃ迷ったけど、note勉強会フェリーのゆるっとした空気が好きで時間も都合がついたしオープンドアしてきました。ヘイ、オープン。 結果、noteに対する視野が広がったっていう。 雑談が苦手とか言って、めっちゃペラペラしゃべってた