自分で服を作る10つのメリット
ここで裁縫できるメリットをまとめてみました。もっとたくさんあると思いますが、まずここでへ自分の中のトップ10をご紹介します。
インスピレーションや考える切っ掛けになると嬉しいです。
①【コストの節約】
正直なところ、どのような服に慣れているか、普段はどのような値段の服を購入しているかによってこの点の結論が異なってきます。自分で服を縫うことは、本当にそうしようと思えばとても安くできるのですが、そうでない場合もあります。一流の輸入生地で作ろうと思えばまあまあ高くつきます。ただ、同じような生地でできたものを店で買う場合、ほぼ間違いなく店の方が高いでしょう。
生地の知識が豊富になり、選び方や買うのにお得な店などがわかってくると
長い目で見れば自分の服を縫うことは、かなりの節約になります。それにリメイクという手もあります。よい生地を買う代わりにリサイクルショップで安く手に入れることもできますし、長年使っていない自分の服を使うこともできます。新しいものが欲しくなるたびに新しい服を買う代わりに、わずかな費用で自分だけの服を作ることができます。
②【品質管理】
自分で縫う場合、使用する材料や衣服の構造の品質を完全にコントロールすることができます。その結果、より長持ちし、より見栄えのする、より高品質な服が出来上がります。
縫う前に生地を選ぶ際に、素材は何か、毛玉にならないか、色落ちしないか、しわになりやすくないかなどの確認をあらかじめできる場合が多いです。それをすれば、ある程度長持ちが担保された服に出来上がるでしょう。
また、縫い目のクオリティも一つのポイントです。ヨーロッパでは「仕立て屋の失敗をアイロンが直す」ということわざがあります。強調ではありますが、意味としてはそれほどアイロンをかけることが大事ということです。しかし、たいていのファストファッション服ではアイロンをかける工程が簡略化や省略可されます。それでは縫い目はピシッと仕上がりませんので、服の全体の印象がさほど良くなりません。
縫い目だけではなく、柄合わせや細かいディテールの仕上がりなどにも自分で服を作る時に気を付けることができます。
③【パーソナライゼーション】
自分で縫った服は、自分のスタイルや体型にぴったりと合ったものを作ることができます。生地や色、ディテールなど、自分の好きなものを選んで、自分の個性を反映させた服を作ることができます。
色やディテールのことももちろんですが、サイズについて考えましょう。サイズはS、M、Lなどたくさんあるように感じますが、人間一人ひとりの体のバリエーションがもっとずっと豊かです。たとえ似たような体系の人でも、3人～4人を並べて図ってみると背中の長さが1～2センチ違いますし、手足の長さや、手首の細さ、胸の高さがかなり違うことに気づきます。数センチの違いでも服のフィット感に大きな影響を与えます。袖の長さが足りなかったり、背中に余った生地のしわができたり、座ろうとするときにパンツがきつくなったりします。
それを避けられるのは自分で服を縫う時です。抜群のフィット感に仕上げて、唯一無二のものを作れます。
④【持続可能性】（サステナビリティ Sustainability）
自分の服を縫うことは、廃棄物を減らし、循環型経済に貢献する持続可能な活動です。古着を再利用したり、持続可能な素材を使用することで、環境への影響を最小限に抑えた服作りができます。
最近よく耳にする「サステナビリティ」というのはただのファンシーな言葉ではありません。
生地の大量生産は環境に大きな悪影響を与えています。ファッション業界は、人間の活動によって排出される温室効果ガスの約10％を生産し、非常に多くのエネルギーを消費しています。また、衣料品を世界中に輸送するサプライチェーンも全世界に及びとても長いため、その中で温室効果ガスが大量に排出されています。
大量生産が可能になる前は、人間はほとんどすべての服を手作りで作っていました。すべてを手で作ろうとまでは言いませんが、長く愛され長く使われる服を作ることによって、地球に少しでも優しいなら、やってみる価値があるではありませんか。自分で作った服は長持ちしますし、愛着がわくので長く使えます。それにリメイクファッションもサステナビリティの重要な味方に違いありません。
⑤【創造性】
ソーイングは、ファッションを通して自分自身を表現することができるクリエイティブな活動です。初心者でも経験者でも、ソーイングで創造力を発揮し、自分のスタイルを反映したユニークな服をデザインすることができます。
欲しい服の素敵なアイデアがあるけれど、そんな服がどこも見つかりません…
このパンツが好きなんだけど、ここにポケットが欲しい…
最近はやりのワンピースが気に入っているが、この襟さえ変えればさらに良くなるのに…
などなどと考えたことがありませんか。服を着る人なら1度や2度ぐらいは考えたことがあるでしょう。
自分で服を作るようになるとこのような悩みが消えますし、自身のクリエーティブな面を発揮できます。
⑥【達成感】
縫い物が完成し、自分の手で作った服を着たときの達成感は格別です。自分で縫った服は、自信と誇りを与えてくれます。
また自分だけではなく、家族のために作ったものも特別な服になります。
ここは、読むより実感した方がいいです！
⑦【実用的なスキル】
ソーイングは、手持ちの服を繕ったり、改造したり、ゼロから新しい服を作ったりするのに使える実用的なスキルです。縫製を学ぶことで、修理や改造にかかる費用を節約し、必要なときにいつでも自分の服を作ることができるようになります。
ソーイングは技術的な面も大きいのである程度難しいものを作りたければ勉強も必要になります。勉強が必要になるということは、ソーイングは価値のある尊敬すべきスキルであることだと思います。独学で学ぶ人もいれば、専門学校に入る人も言いますが、裁縫は一度で覚えるようなスキルではありませんので、活動する期間中にずっと腕を磨き続けるようなものです。ある程度腕を鍛えたら、蓄積した知識をシェアしたり、人のために服を作ったりするなどもできるのでライフワークにもでき、収益化もできます。
根気、緻密さ、忍耐力が必要になりますが、同じ人がやっているのでできないことはないです。
⑧【ストレス解消】
裁縫は、ストレスを軽減し、精神的な健康を増進するための、リラックスした癒しのアクティビティになります。難しい課題に取り組んでいるときでも、日常から離れ て一息ついているときでも、裁縫は穏やかで楽しい感覚を与えてくれ ます。
集中できてしまうので、今この瞬間にしている作業以外に何も気にしなくなる場合も多く、時間があっという間に過ぎていきます。メディテーションの一種とでも言いましょうか。
⑨【コミュニティ】
ソーイングのコミュニティは、ファッションやデザインに共通の興味を持つ人たちの、協力的で歓迎されるグループです。ソーインググループや教室に参加することで、新しい友人を作り、他の人から学び、ソーイング愛好家の活気あるコミュニティの一員となることができます。また今はこのようなブログやユーチューブのコメント欄などで意見交換したり会話したりすることができさらにそれから新しい知り合いを作ることができます。また、LINEのオープンチャットでキーワード「洋裁」等を入れることでたくさんのコミュニティに参加することが簡単にできます。ぜひ検索してみてください！
⑩【楽しいから！】
何よりも、ソーイングは本当に楽しいものです。初心者でもベテランのプロでも、自分の服を作る過程には満足感と楽しさがあります。さあ、あなたもソーイングを楽しんでみませんか？
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