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伝えるのが下手な岐阜の小さな飲食店が、これだけは伝えたいと「note」に想いを綴った理由


はじめまして。片山治と申します。

自然派ワイン、素材を生かした料理を提供する「to U」(とぅーゆー)という飲食店を

大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台のひとつ。岐阜県(岐阜市)で経営しております。

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オーガニックレストランを始めてはや2年。

質にこだわり、素材にこだわり、人にこだわり、進めてきた店舗。
今日もお客様がいることに感謝する日々。

全ての物の本質を飲食店を通じて、一人でも多くの人に伝えていきたい。
その一歩として、この夏nortをスタートすることにしました。

持続可能な農家さんとの関係。僕のお店を通じて本質を感じてもらうお客様との関係。まだ見ぬお客様にも、このnortをきっかけに岐阜の小さなお店の活動を少しでも多くの方に読んで頂きたいです。

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初回nortを通じて伝えていきたいこと


・僕が飲食店を始めた理由

「美味しくて身体にいい飲食店をやりたい。」

そう思ったのは、僕自身が病気と闘った時間と大切な人の死があったから。

小学校高学年の時、日常が非日常になった。突然の病に大好きな野球。友達との時間。家での食事。全ての当たり前の時間を突如失った。この出来事は僕の人生において、


「病気になる人を少しでも減らしたい」と強く思うきっかけとなった。


飲食店の開業を目指して東京で修行。1日中働き続け、技を磨き、次第に僕の夢は東京でお店を出すことになった。しかしまた目の前に試練が現れる。最愛の母が癌になったという一報が入った。


夢を取るべきか、故郷に戻るべきか。悩んだ結果、母の近くで今できる形を選択した。東京での夢を諦めることになったが、少しでも母の近くにいれる環境を選び、故郷で出店した。

食事を通じて母の病気を治したい。と強く願ったが、母は帰らぬ人となった。

その時改めて強く思う。良い食事を母に提供出来ていたら。未来は変わったのかもしれない。母への後悔の思いを持つ中で、自分が今できることを。続けていきたい。


より多くの人にとって、オーガニックが身近であり、食事が大切になる時間を提供する、食と社会を繋ぐコネクテッドシェフを目指していきたい。

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オーガニックの飲食店の理由


大量消費が作り出した食の形。ただお腹を満たすために食べる。作り手も工業的に・・。
僕らが口にしている物は、何かの命。

食材をリスペクトすることは生産者さんをリスペクトすること。


オーガニックが食事の1つの選択肢へ。


一部の人が味わうだけでなく、一般的に購入できる食材となり、日々私たちの身体を作り出す食材選びの1つになるきっかけを日々つくっていきたい。


ただオーガニックがすべてだとは思っていません。なにを食べるかも大事。だれと食べるかも大事。

あなたにとっての、大切な人との食事を楽しんでください!



次回は想いを届ける飲食店として、【生産者×とぅーゆー】をまとめてお届けしていきます。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。



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