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【そろそろ年末なので今年の活動まとめ その3 大学編】


現在、3つの大学で非常勤講師をしています。
京都文教短期大学 フードツーリズム(秋学期 4年目)
吉備国際大学 フードマーケティング(秋学期 農と食のデザイン論 3年目)
大阪成蹊短期大学 フードビジネス演習、食品の消費と流通論(以上春学期)、フードマネジメント(秋学期)

というわけで、非常に忙しかったです(笑)。

フードツーリズムは、フードツーリズムの概要を学ぶこと+大学の地元宇治市と連携して、宇治市の魅力を考えて伝える、という実践的な授業。
(「おみやげと鉄道」という(執筆当時たしか立教大学)鈴木勇一郎先生の本がとても役に立った。あれで、旅行という概念をわかりやすく学生に伝えられるようになりました)

農と食のデザイン論は、農業はどのようなビジネスとなっていくであろうか、ビジネスモデルを軸に考えていくこと。特に、前前任者、前任者(某NさんやTさん)の影響もあって、マルシェの仕組みなどを解説することも含まれております。片桐になってからは、顧客づくりやマーケティング戦略、商品開発の事例紹介や解説などに比重を重く置いてます(もちろんマルシェの成り立ちや意義についてもしっかりと教えています)。

フードビジネス演習・フードマネジメントについては、飲食店の仕組みを解説し、実際に自分が飲食店を経営するという設定の下、いかに集客を行うかや、売り上げを作っていくかなどの施策を考えること、損益分岐点の計算(フードスペシャリスト試験対策として)、現実の飲食店の経営についていくつか数字も含めて解説などをしております。
※飲食店経営者の方、新入社員研修にいかがでしょう?(‘ω’)

食品の消費と流通論も、フードスペシャリスト対策(の必須授業)ではありますが、用語の解説は極力抑え、現状日本の流通の仕組みの理解と課題の解決を考えさせる授業としています。様々な食品ビジネスのビジネスモデル解説(成功例も失敗例も)も行います。


今年はこれに加えて、京都産業大学で、アグリビジネス論の特別演習として「農・食のブランディングの理論と事例紹介」「6次産業化の具体的事例」の2回の講義をしました。
優秀な学生さんたちで、、、高校同級生の原君の紹介で、京都産業大学三瓶先生の授業内でお話しできました。この場を借りて御礼申し上げます。


さて、来年は京都文教大学の講座は終了します。ただ、長野県立大学で7回の講座として「食ビジネス概論」の講座を担当します。
先日残念ながら亡くなった立命館大学教授の田中浩子先生の代わりとしてなので、正直身に余るところではあります。吉備国際大学の授業も、オンライン中心ということで来年も引き続き担当します(長野県立大とともに、2回ほどは現地で対面講義を行います)。大阪成蹊短期大学も授業日を1日にまとめていただくなどして、本業の時間確保につとめていきます(それでも忙しいけど)。

こういった大学での講座を(他の仕事も超忙しいのに)担当している最大のモチベーション、フード「ビジネス」というものをしっかりと大学生のうちに理解してもらい、課題把握能力や解決策立案能力を養ってほしいからという思いと、毎年授業資料を作り直していくことで自分自身の知識もアップデートしていけるからです。

そろそろ、今までの経験や「農林水産業含む食品業界における様々な課題とその解決の方向性」を集約して、『フードマーケティング論』として、食品業界や農林水産業(と、それにかかわる地方創生や国際関係論)を体系的に理解するための本(読者想定は、大学生や食品業界の若手・中堅社員)を書いていきたいなと思っております。編集者の方々、ぜひお声がけください(宣伝オチ)


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