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03.11.頭の片隅に入れておいてほしいこと。

Hallo Leute! ぷんくとです。
東日本大震災発生から10年。(もう日付が変わってしまいましたが💦)今日という日に、当時のこと、今わたしたちにできること、色々と考えたのでは、と思います。

今日は外国人の友人がいるからこそ、このことに気がつけた、そんなお話をシェアしたいと思います。

音声はstand.fmで、日英両言語で配信しているので、よかったらお耳を傾けていただければ、英語のリスニング練習になるのでは...と思います。
下のほうで、解説も足しているので、良かったらそちらも。


第36回目は、2021年、3月11日の放送回になります。
それではどうぞ!

日本語

 東日本大震災から今日で10年が経ちました。ついこないだも、東北で地震があって、なんだか当時のことを思い出した人もおられるのでは?
ドイツでもその地震のニュースが流れ、たくさんの心配のメッセージが友達から送られてきました。そして、ある友人に聞かれたんです、地震とはどういうものなのか。日本人はいったいどうやって、対策をしているのか。

 そう、ドイツには地震がないのです。
最近では日本国内でも、東京、京都などで外国人を目にすることが増えたと思います。でも、中には地震を経験したことも、それがどういったものかもわからない人がいます。
旅行先の日本で、不運にも彼らが震災にあってしまった場合、言語もよくわからない場所での避難が始まります。恐ろしくて堪らない経験だと思います。そして、これは10年前、実際に外国人旅行者に起きたことです。

 皆さんがもし、震災にあったら、本当に大変で、余裕なんてないと思います。でも、日本が好きで訪れてきてくださっている外国人の方が、震災の予備知識もなく辛い思いをしているかもしれない、ということを頭の片隅に入れておいて欲しいのです。

 そして、言語が通じないから、と尻込みしないで、笑顔一つでも向けてあげてください。あなたの行動ひとつで、そんな人が救われるかもしれません。

英語

 It’s been 10 years since Great East Japan earthquake hit us. Maybe the earthquake occurred in East Japan last month also reminded you of this disaster.
The one in the last month was also featured in German news media and I’ve got a lot of messages worrying from my friends. And one of them asked me, what the earthquake is like, and how Japanese people are dealing with it.

 You are right, there is no earthquake in Germany.
Today, in Japan, we get to see more foreigners in Tokyo or Kyoto than before. But some of them have never experienced it or don’t even know what it’s like. If it hit Japan again when those travellers are here, they must flee in the country of which the language they may not even speak. It must be really frightening for them. And it did happen 10 years ago in reality

 You probably cannot afford to worry about other people during the disaster. But I want you to keep in mind that there might be those foreigners who love Japan and visit us, suffering without any preparation for the incident. 
Don’t be scared that you cannot speak their language. You can just give them a smile

Your action could save somebody else. 


ちょっと解説。

いかがでしたでしょうか? ここからは翻訳におけるキーポイント、反省点を5つ、選んで書いたので、お時間があれば読んでみてくださいね。

1. 

東日本大震災から今日で10年が経ちました。
It’s been 10 years since Great East Japan earthquake hit us.

東日本大震災 → Great East Japan earthquake 
他には、Tohoku earthquake, 2011 Japan earthquake など、様々な呼称があります。


2.

そう、ドイツには地震がないのです。最近では日本国内でも、東京、京都などで外国人を目にすることが増えたと思います。
You are right, there is no earthquake in Germany. Today, in Japan, we get to see more foreigners in Tokyo or Kyoto than before.

そう。そうなのです。というのは、読み手がこれを予想しているだろう...という前提のもと、「あなたの予想は正しいです。」と言いたいので、"You are right. "

目にすること → to see だけよりも to get to see にしたのは、
変化した、というニュアンスをもう少し強めたかったからです。


3.

旅行先の日本で、不運にも彼らが震災にあってしまった場合、言語もよくわからない場所での避難が始まります。
 If it hit Japan again when those travellers are here, they must flee in the country of which the language they may not even speak.

震災にあう、という言い回しは英語にはないと思います。
わたしに思いつけるのは、the earthquake hit/strike もしくは、 occurs などの能動的な単語ばかりです👀  

今日雨のほぇぇ

言語もよくわからない場所 → the language they may not even speak 

英語で、〜かもしれない、という言葉に変えるのは 助動詞 mayをつけるだけなので、とってもお手軽かつシンプルですね♩ 
正確さを重要視する論文などでは、絶対とは言い切れない事柄を話すときはいつも、逃げ道がつくれるよう、 "may" とか "considered to be" とか、曖昧な表現を使います。

でも、今回の日本語で「よくわからない場所」と言い切ったのには理由があります。
単純に「よくわからないかもしれない場所」なんて、周りくどくって、結局何が言いたいかわかりませんよね。
「察し」の文化、日本ですから。きっとみなさま、察してくださります。はっきり言わなくても大丈夫 (ΦωΦ)


4.

でも、日本が好きで訪れてきてくださっている外国人の方が、震災の予備知識もなく辛い思いをしているかもしれない、ということを頭の片隅に入れておいて欲しいのです。
But I want you to keep in mind that there might be those foreigners who love Japan and visit us, suffering without any preparation for the incident. 

震災の予備知識 → preparation for the incident 

予備知識、の英訳を調べると、まず、backgroundという単語が出てきます。
Backgroundとは、例えば、東日本大震災の話をする時に、backgroundとして、日本はそもそも地震が多い国である、という知識などの基礎的な背景理解、という意味合いが強いと思います。

でも、ここでいう予備知識は、どちらかというと、防災の為にどうすればよいか、とか、そういった防災知識、故に "preparation" と言いました。

5.

あなたの行動ひとつで、そんな人が救われるかもしれません。
Your action could save somebody else.

あなたの行動 → your action. 

あなたの行動一つで、たくさんのことを変えられます。
ってこれは、別に言語的キーポイントじゃないのですが😂


終わりに

わたしのお伝えしたい全ては、収録放送、そしてキーポイントその5に、表されています。
みなさんの心の片隅に、ちょっと置いておいてくださると嬉しいです🌼


以上、ぷんくとでした。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
Auf wiedersehen!

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