カタリベタロウの物語 #83日頃の行い〜#106舌打ち系男子
#83 日頃の行い
「日頃の行いが悪いからちょっとしか悪いこと出来ないんだよ!!!」
「そぉーーーーーーーーおーーーーーーーーーだねぇーーーーーーーーーーーぇ?」
その日から僕は日頃の行いを改め善行を敢行しつついつしか大きな悪行を執行してやろうと思っていましたが徳高き和尚さんになってしまいましたのでもう大丈夫です。
#84 オモイ
ある日ゼブラは言いました。
「キリンのクレーン車がダセェ!!!」
ある日ジラフは言いました。
「シマウマって名前アンチョクすぎんだろぉ!!!」
それを聞いた子供たちが言いました。
「キリンさんってあんな鳴き声なんだぁ~」
「シマウマさんってあんなふうに鳴くんだぁ~」
思いとはなかなか伝わらないものです。
#85 祈 長人 (イノリ ナガト)
ワタクシはお神社でお祈り致すのが代々大好きなおじさんです。
今日もいつものようにすんがすんがしいお気持ちでお祈っておりますると、お耳元であんなそんなこんなお声がお轟いてお参りました。
「神社でめっちゃ祈る人いるよね……平気で2,3分……いや5分……何をそんなに祈っとんのやろか……生い立ちとか全部喋っとんのやろか……なんで関西弁なんやろか……」
ワタクシはそんな雑音を降り払うかの如くジャランジャラン鐘をジャランジャランと108dBで108分ほど鳴り響かせましたところ、ジョージと名乗る仏様が現れワタクシを極楽浄土へと連れて行ってくれるというパトのカーに乗せてくださいました。
祈りは通じます!祈りは通じるのです!
#86 マジナイ族
「ゼェーーーッたい男子たち私たちの顔見てアリとかナシとか言ってるよねぇ~マジナイわぁ~」
同族でした。
#87 ゴミンビニ
ある日の午後下り、マジでビニコンにゴミだけ捨てにキテるゴミがいました。
“せめて何か買ってぇ~”
といったような感じで店員さんが見つめていますと、そのゴミさんがパッと店員さんの方を振り返り、二人は熱く熱く見つめ合い、これぞまさしく見つめ愛!と言ったような感じでイッタイタシイラブロマンスが始まりかけたのですが、二人の視線の間に雇われ店長さんが割り込みチューチュートレインを真顔で披露いたしましたので二人のヒューヒューなチューチューは阻止されたのでありました。
彼はスーパーヒーローだぁ!!!
#88 メッサキャメラ
夜のお店で陽気に喋る一人のおっさんがいました。
「ねぇねぇ自慢してい?自慢してい?」
「なんですかぁ?」
「あのね、俺ね、メッサ大層な監視カメラをケイタイのキャメラで撮ってやった!」
彼が人生においてモテることは一度もなかった。
結婚はできたらしいです金はあったので。
#89 恥じらいプロテイン
夜道を歩きながら中東系の言葉をヘッドホンしながら大声で練習していたおねいさんがいましたので少し後ろからこう耳元で囁き散らかしました。
「他言語に挑戦するのに一番必要なのは、そうだね、プロテインだね。嘘でぇす!恥じらいを捨て去ることでぇす!」
英語をしゃぶれるようになりたいなぁ。
#90 おねだりチャイニーズ
ある日の夕暮れ時、神社のベンチで日本人のおじさんが中国系のおばさんにめっさおねだりされてドギマギしていました。
そんな光景を眺めているうちにすっかり暗くなってしまったこの世界にたった一人ポツンとベンチにちょっこり座っていた僕ですが、気付くと隣の隣のベンチに仕事帰りのような男性が腰掛けていて、「あぁ、なんだか夜の同志って感じだなぁ~」と感じに感じまくった僕たんは、全く知らないその男性に声を掛けさっきのチャイニーズおばさんの要領で色々とおねだりしてみましたらipadを鞄から取り出したので「くれるのかな?」と思ったら殴られました。
夜の一人歩きにはご注意ください。
#91 五次元豚
「2.5次元って中途半端ってことぉ~?」と小学校5年生くらいの子供たちが話しているのを聞いて「アクイナキチューショーwww」と思った通りすがりのお兄さんと「いやもう5年生なんだしこれは確信犯だな…」と思った町のハズレのおねいさんが出逢ったのはめちゃくちゃ過疎ってたJ-POP婚活パーティーでのことでした。
そこで出てきた三元豚が何より美味しくて人目もはばからずテーブルの上の三元豚ブロックにかぶりついていた二人の唇が触れ合うまでそう時間は掛かりませんでしたマジでマジで5秒くらい。
そう、ポッキーチューならぬ三元豚キッスです。
もう恥ずかしくて恥ずかしくて「穴があったら入りたい!いやもう五次元空間にでも逃げ出してしまいたい!」と同時に思ったお二人さんが結ばれて幸せな家庭を築いていく中で生み出したのがまさにこの”五次元豚”でございます。
ご注文はお早めに!!!
#92 豆腐に恋したコイズミさん
彼女は思った。
“まさか豆腐の蓋をペロッとする時が来るなんて……”
「いやぁ~濃い豆腐は違うねぇ~」
ただのカラスの鳴き声がそう言っているように感じた日暮どき、彼女はこの胸のドキドキがこの濃い豆腐に対して向けられているということに気が付いて何とも言えぬ感情に苛まれた。
“これが、恋か!”
~豆腐に恋したコイズミさん~
絶賛上映中!!!
#93 OLのたばこさん
ちょっとした、けどまぁちゃっかりおっき目な、とある広場で、一人で飯食ってるOLさんがいましたので、「職場になじめず寂しいのかなぁ~」とか思っていましたら、食後にめっさタバコをふかしていました。
「そういうことか!」と思ったわたくしですけれども、もしかしたら寂しさのストレスからタバコに手を出したかもしれませんし……。
と、そんな東京です。
#94 オイニーだまり
散歩をしていたジブン、水たまりのようなものを踏み越えたのですが、その瞬間おしっこのようなオイニーがしたので、それはきっとおしっこだったんだろうと思います。
昨晩、酔っぱらってどうしようもなくなっちゃってぶっ放しちゃった可愛くて綺麗なおねいさんのおしっこだったらいいのになぁ~と思う今日この頃です。
そんな、新宿です。
#95 あおびにぼーる
ある日、“ホームレス夫婦”というめちゃくちゃ流行りそうな映画のタイトルを考えついたわたくしですが、脚本が全く思いつかなかったので、自らホームレスになってみましたところ、日々の生活に精一杯でいつの間にか”ホームレス夫婦”などという概念は消え失せてしまいました。
「そんならこんな文章書けないはずだろぉ!」
おっしゃる通り!
そう、今なぜわたくしが忘れたはずの”ホームレス夫婦”についての文字羅列を書き綴れているかと申しますと、その後本当にわたくしは同い年39歳ホームレス女性と結婚いたしましてそれを機にヴァ~っと色々思い出しましてそれまであったことをグワァ~書き記しまして見事映画化されましてお陰様で印税の方で豪勢にハワイでのホームレス生活を夫婦で満喫しているからなのでございまする!
人生とは結局、ハワイなのでござりまする!
#96 オバハン
とある日あるオバハン二人組が交番の“パトロール中です”の張り紙に対して大声で“パァートロォール中だってさぁ~!!!”って。
逮捕されっで。
と僕は心配しすぎて胸が苦しくなってその場にうずくまってしまいましたがすぐさますかさずそのオバハン二人組が人工呼吸をしてくださいましたのでなんとか一命は取り留めもなく取り止めました。
熟女に目覚めました。
#97 ちょこちょこ
小股トボトボおばさんとすれちがった……。
"転ぶどっ。”
って思っていたら、
「キミってさ、割とちょこちょこ歩くよね」
と好きな子に言われてますます好きになったよ。
#98 お汁ちゃん
謎の水飛沫のようなものが……。
しかしそこには何もない誰もいない……。
横にあるのは一棟のマンションだけ……。
マンションのベランダだけ……。
ベランダ……ベランダ……。
まさかぁ!!!…………ラベンダー汁ぶっかけられたぁ!?
そう思った僕はいてもたってもいられなくなり北海道へとひた走り本場のラベンダーソフトクリームをパックンチョからのレロンレロン。
お昼はジンギスカンにしよっと⭐︎
#99 土地コロコロ
知らない土地で大勢の大人が夢中でポケモンGOやってたら怖いよねうん怖かった。
そんなトラウマを植え付けられたこの土地には昔、距離を測るコロコロ的なんを杖代わりに使っていたおじいさんがいたとかいなかったとか……。
そんな都市伝説じぃさんに想いを馳せていると便意を催したので多目的便所に行きましたところ入り口のところで佐々木希さん似のおにいさんと鉢合わせしましたが「どけぇい!」と一喝して速攻で中に入り鍵を閉めコロコロうんちを出してスッキリ爽快イェイ!!!
#100 げんちゃん
ある日、”治安が悪い感じの所では老人が原チャリを乗り回しがち”だということに気がついた大学教授がマキビシを撒きまくりました。
と思えば、“フラワージャングル”とは名ばかりでジャングルが9割を占めていたり、バッタの死骸にアリが群がってると思ったらネギだったのだよ多分!!!
これノーベルの何かしらの賞イケるよ多分!!!
#101 イケメソ女子
ある日、とある運動公園にある公衆トイレ前でイカゲソを喰っていると、子供達がキャッチボールしてたボールが飛んできたので読売軍の二軍のショートばりな感じで捕球して投げ返しましたら久々だったのでめっちゃまちゃ下手なってて結構逸れちゃったけどその女の子は見事にキャッチしてくれました。
かっくいかったです。
そしてめっちゃ礼儀正しくお礼&お辞儀かっくいかったです。
スポーツマンシップ万歳ですかっくいかったです。
そして次の日僕が湿布を塗布したことは言うまでもないですかっくわるかったです。
しかもそれが思いの外かなりの筋肉痛で「こりゃ2, 3日は痛いぞぉ~」と思っていましたがそれがとてもよく効く湿布だったので体の痛みはすぐに消えて無くなりましたしっぷよかったです。
そう、何を隠そうその湿布の名は”スポーツマンシップ”!!!
一部の地域も除かない全世界で好評発売中!!!
ちぇけらぁっ⭐︎
#102 最年長リアルタラちゃん
高校生くらいがイキってタラちゃんのモノマネしてんなぁ~思たらモノホンのおさなごだった昼下がり、おじさんが一人ゴールネット裏に向かってボールを蹴っていました。
「もしかしてあのキングかぁ?!」とも思いましたが振り向けばただのおっさんでした。
“俺はJリーガー最年長記録を目指してるぜ!”ってな顔をしていましたのできっとそうなのでしょう。
頑張ってください。
#103 ごろーちゃん
ある日、“ひったくり被害に遭わないよう日頃の行いを良くしましょう”
といったような町内放送があったとかなかったとか。
日頃からごろ寝五郎ちゃんは思いました。
「そんならオイラは大丈夫だべなぁ~」
彼が犯人です。
#104 かきむしりランボー
「貪欲な蚊って、服の上からでも、刺してくるよね……」
「蚊って”ブ~ン”って飛ぶから、虫に文って、書くよね……」
「蚊にバズーカ!蚊にバズーカ!蟹バズーカ美味しい!!!」
八重歯ぽっきんちょ~。
#105 妙ちゃん
「いくら知り合いだからといって、妙な驚かせ方をすると、引かれるだけだからヤメトキナ!」
「それじゃあ全く知らない人にやるねぇ~」
これが運命の出逢いというやつです。
#106 舌打ち系男子
オシャレに気を遣ってる俗世っぽい低身長男子はすぐイライラしてめちゃくちゃ舌打ちしがちだということに気が付いた博士がその男子の隣に若い女性を座らせてみる実験を敢行いたしましたら舌打ちが治りました。
この実験により博士は入賞しました。
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