Les Misérablesから思うこと 1

ふと、InstagramのストーリーにLes Misérablesのことを書き、そこからぶわーっと想いがあふれてきた。

きっかけはAmazonプライムmusicにレミゼが復活していたこと。さらに歌詞がリアルタイム表示されるものも複数あり、とっても嬉しかった衝動。


そもそもわたしとLes Misérablesは。

2012年の映画版で魅せられた。当時の住まいは最寄駅に大きな映画館があったのでとても気軽に映画館へ足を運んでいた。さらに最寄なのでレイトショーでも時間を気にせず観られる。(さらに安い!)ポイントカードもよく溜まり、無料券でも観に行った。

そんな、一人暮らしをはじめて間も無くを謳歌している時に出会った衝撃的な映画。

もともと映画は大好きで、特にミュージカル作品は大好き。

同じ年の「アーティスト」という映画はサイレント映画からトーキーへの移り変わりの時代背景の映画でこれも好きだった。

けれどLes Misérablesは一度だけではなく、大きなスクリーンでなんども観たくなる映画だった。最寄の映画館は幸いに関東でも一番長く上映していたので何度も映画館へ行った。最後の方はほぼ貸し切りだった。

それから手元にDVDがあるのでそれを家でひたすら観ていた。終わってはまた再生し、の繰り返しで家の中のBGM代わりにずっと流す日々。

しばらくしてリバイバル上映もされ、それも観に行った。やっぱり大きなスクリーンで観る映画は格別だ。


数年後に帝国劇場のミュージカルも観に行った。

声優の平野綾さんがエポニーヌをしている回で、さらに森公美子さんがマダム・テナルディエを演じている回。森公美子さんのアドリブがとても面白かったし、あーやは大好きな声優さんで演技のためにロスに留学したりする生き様も尊敬している人。

人が表現をしている姿はなんて美しいのだろうか。舞台やダンス、バレエやコンサートでは表現そのものも感動するけれど、その空間(照明や音響)にも感動する。

余談だけれど、舞台で少し役者をしている時やステージで歌っていた時に、舞台に上がって観る景色と感じる照明が大好きだった。特別なひと時だった。


Les Misérablesから話題が逸れてしまった。

映画も舞台も好きなLes Misérables。しかし動きものを観る心地よさに落ち着き主題の小説はまだ読んだことがない。近いうちに読まねば。

ヴィクトル・ユーゴーの傑作であり、ユーゴーはこの作品が売れなかったらペンを置くつもりだったらしい。

しかし発売日は長蛇の列。低所得の者たちも複数人でお金を出し合って買いに並び、周りで回し読みをするほどの人気作。1862年の作品。

ユーゴーは発売時に旅先にいたそうだけれど、出版社に売れ行きを確認するために送りあった「?」と「!」だけの手紙は世界で一番短い手紙といわれていて、発売時のエピソードもとても面白い。(売れてる?/売れてます!の意味)


とても長くなってしまうので今回はここで一度終わります。

久しぶりのnote。いろんな便利なコンテンツを活用していかないとね。




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