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祖父刀⑥ 研ぎへ

祖父の形見の日本刀。
受け取った時は薄錆がかなり多く付いていたのですが、打ち粉に刀油を少し付けて拭っていたところ、幸い多くは取り除けました。
しかし物打ちあたりは深く錆が浸透しているところがあり、それはどうしても取り除く事が出来なかったので研ぎに出す事にしました。

以下の白くなっている部分。
割れのような疵部分と絡んで錆が付いているように見えます。

やはり祖父の刀なので一度綺麗な状態にしてあげたい。
物打ち以外の部分は綺麗で研ぐ必要もない気もしていますが、錆びている部分だけを研ぐ「部分研ぎ」で良いかどうかは研師さんにアドバイス頂き決めようと思っています。

物打ち以外は綺麗。良い研ぎが施されていそうな気も。


尚、打ち粉は目の細かい物を使用するとヒケ疵が付き難いらしいです。
本当は研師さんの作る打ち粉が最高と聞きます。
但しこちらは市販されていませんので、直接頂く他ありません。
私は現在刀屋さんで頂いたものを使用しています。
そういえば打ち粉の詳細まで聞いてないですが、ヒケ疵などは付き難い気がしています。

研ぎ着手までまだ暫く待ち状態なので研ぎ上がりまであと1年近くかかるかもしれませんが、気長に待とうと思います。


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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑

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