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刀を買うとき色々考えて悩む人は多い

刀を買う時に悩み事は多いですよね。

値段が高いが買って大丈夫だろうか?
本当にこの刀が好きなのか?
買った後に刀をしっかり維持管理できるのだろうか?
刃物だが怪我しないだろうか?
家での鑑賞ってどうやるのだろう?
家族に反対されたらどうしよう?
若いけど買って良いのだろうか?
捕まらないだろうか?(←捕まりません)

などなど細かく挙げれば意外と沢山あります。(因みに2振目の購入ともなると大体悩むのは値段くらいになります)
特に買った後の維持管理を気にされる方は意外にとても多いようで。
これまで大切にされてきた刀が自分の手元で錆びさせてしまったり疵をつけてしまったらどうしようなどというのが結構多い悩みの1つのようです。

あと鑑賞方法やマナーなどの知識を付けて取り扱いに自信を付けてからでないと買うのに抵抗があるという方も多いです。
これも分かりみが深い。

いずれもとても大事な事だと思うのですが、個人的にはあまり悩みすぎてもしょうがない部分があるというか、買ってから知っていけば良い事が多く、取りあえず今欲しいと思ってて買えるなら買ってみれば?というのが思う所です。
例えば前者の刀に疵を付けたり錆びさせてしまったらどうしようという話ですが、過去にその刀を錆びさせたり疵を付けてしまった人は山ほどいます。
そもそも刀は道具として使われていた消耗品でもあるので小さな疵や錆びにここまで敏感になっているのは刀が美術品として見られるようになった現代ならではの特徴かもしれません。
勿論錆や疵を付けない方がいいですしそう努力をするのは所有者として当たり前ですが、それでも錆や疵が付いてしまうのはしょうがないです。
研げば綺麗になるので、あまり神経質にならずに研ぎ師さんに依頼して直して貰えば良いかと思います。
そうすれば職人さんにもお金が回りますし、広く言えば日本刀文化を次世代に繋ぐ重要な役割を担うことにもなるかと。

後者の鑑賞方法やマナーなどは本や動画などを見て頭の中でイメトレするとか、模造刀を使いながらやってみるでも良いと思うのですが、やはり本物と模造刀では持った時の緊張感がまるで違いますし、どこまでその練習に効果があるのかは正直分かりません。
どんなに練習しても本物を持ったら緊張する事は往々にしてあります。

いずれの場合にしても買ってもし自分ではどうしても手に負えなければまた売れば良いだけの話です。(買った時よりは安くはなりますが)

確かに買う前は不安な面も沢山あると思うのですが、いざ買ってみると難しく考え過ぎていたと思うかもしれませんし、悩んでいた事がとても些細な悩みに感じたと言う人も多いです。
なので欲しいけど先の理由からちょっと勇気が…という方はとりあえず一歩踏み込んでみるのも手かと。

因みに刀が家に来た初日などは嬉しくなり過ぎてついついニヤけながら刀を見つめてしまうかもしれませんが、周りの刀に興味ない人から見たら凶器を持ってニヤけている危ない人として映る可能性があるので、周りの人にも刀を充分に理解してもらいましょう!

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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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