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全国大会の祝賀式典&懇親会に参加してみて

全国大会2日間が今日で終わりました。
私は今日は家の都合で参加出来なかったのですが、2日間連続で鑑賞を楽しまれた方も多かったようで、行かれた方お疲れ様でした。

さて全国大会には今回2つの参加プランがありました。
プランAは鑑賞会に加え、一本入札&祝賀式典&懇親会に参加出来ますが、プランBだとそれらに参加が出来ません。
つまりプランBは鑑賞会のみの参加となります。
個人的には祝賀式典&懇親会は無くて良いので一本入札と鑑賞会のみのプランが欲しいと思っていましたが、実際に参加してみたら想像以上に有意義な時間となりました。
今回は祝賀式典や懇親会の様子などについて書こうと思います。

祝賀式典は17時から1時間、その後18~20時まで懇親会となります。
12~16時まで刀を見続けていたので体と頭は既にフラフラ。

会場は8人掛けくらいの円形テーブルが沢山並べられ、大抵の人は自由に座る形式。席には食事のメニュー表が置いてあり、グラスなどが置いてあります。結婚披露宴のようなイメージでしょうか。

①祝賀式典

祝賀式典にはなんと三笠宮家の彬子女王が来られ、日刀保協会設立75周年と、たたら操業45周年を祝すお言葉を述べられました。

(画像出典:彬子女王 wikipedia

何と言葉で表せば良いのか。。
軽い気持ちでプランAを選択し、その流れで祝賀式典に参加した自分が場違いの様に感じてなりません…。
因みに若い方は圧倒的に少なく、8割以上は恐らく65以上の方でした。

この後たたら操業の支援をされている株式会社PROTERIAL(旧日立金属)のs執行役員である毛利元栄氏によるお祝いの言葉、祝電、功労者表彰などが続き、最後に入札鑑定の答え発表と上位者の表彰がありました。
(入札鑑定の内容などについてはこちらにまとめています)

お酒を飲み歓談しながら事次第が進むと淡い期待を抱くも、結局1時間ひたすら話の続く式典。
その後ようやくグラスにシャンパンが注がれ、乾杯、かと思いきやその前にまたお話が。
消えるシャンパンの泡。
小学校の頃の校長先生の話を思い出しつつも、正直この時になると一切言葉が頭に入ってこない。

因みに私は車で参加していたのでお酒は飲めない。
お酒は好きだが二日酔いになると翌日の子供との遊びに付いていけないと感じた為の選択である。
故に乾杯のシャンパンは飲まずウーロン茶であったが、1時間ぶりの水分補給はこの上なく美味しい。

②懇親会

着座したテーブルには刀鍛冶や研師、鞘師、愛刀家など若い方が中心でまとまっていた事に加え顔見知りの方ばかりで居心地は良い。
年配の方もいらっしゃったが、とても気さくに話しかけて下さるので楽しい時間となった。

懇親会は自由に飲んで食べて、という形式なので席を立ち挨拶周りをされている方も多い。
見渡すと支部の鑑賞会でお会いする方や、刀剣商の方、刀職の方、大刀剣市でお話した海外の方など、沢山いらっしゃったので折角なので私も色々な方と話すことに。
中には「箱師の中村さんですよね?」と声を掛けて下さる方もいてとても嬉しい。改めてSNSをやっていて良かったと感じます。

因みにどうでも良い情報ですが、「箱師」という単語を調べると、電車の中でスリをする人、の事を指すようです。
勿論そういう意味で刀箱師と名乗っているわけではないですよ?
実は刀箱師と名乗る前にそういう意味がある事を知っていたので、ロゴの下にあえてKATANA CASE SHIと入れていたりします。
以上、どうでも良い話でした。

懇親会では名品をお持ちの刀コレクターや刀装具コレクターの方とお話する事も出来て、先日の大刀剣市で何買ったかなどの話でも盛り上がりました。
皆さん度が過ぎるほど刀を愛されていて、そうした方々との話は時間を忘れるほどに楽しいです。
そして今度その方達とクローズドな鑑賞会も出来そうな流れになりこれがなにより嬉しいです。
当初は堅苦しそうな場に参加する事に対しての抵抗感があったのですが、行ってみるものですね。
年も育ちも仕事も全く別の事をしている人同士が、刀という共通の趣味を通して集い盛り上がる場、というのはどこか不思議なものです。
という事で初参加の全国大会は非常に充実したものとなりました。
会を運営下さった日刀保の皆さま、ありがとうございました。


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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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