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蝦夷目貫⑩ 獅子引韃靼人図
1年半ほど前に「巨大目貫」と題して目を奪われた目貫があった。
当時の事は上記にまとめているが、この時に蝦夷目貫というものを初めて知り、その廃れたような風合いから長い年月の経年を感じる事が出来るようで気が付けばその魅力にはまっていた。
刀にしても刀装具にしても魅力にはまってしまうと手元に来てしまうので不思議である。
入手した時期はあやふやだが、確か上記ブログを書いてから半年ほど経った時であったように思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1721308702267-JRDAgFO2aE.jpg?width=1200)
表目貫:横78㎜、縦19.5㎜、最厚部7.9㎜
裏目貫:横77.8㎜、縦20.6㎜、最厚部7.4㎜
今まで個人的に見てきた蝦夷目貫の中では最大級のものであり、後藤家の目貫などが3.5cm程度なことを考えればその2倍以上の大きさである。
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![](https://assets.st-note.com/img/1721310299591-oBkB6xp34Y.jpg?width=1200)
①画題について
さて、この目貫の画題は「獅子引韃靼人図」とあるように、韃靼人(だったんじん。モンゴル高原で活動した遊牧民族)が獅子を引っ張っている様子が描かれている。
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