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刀と人、刀剣店での面白き出会い

今日は久々に帝国ホテルにある霜剣堂さんへ。
刀屋さんへは勿論刀を見に行くわけですが、惚れこむような刀との出会いもあれば、自分とは年齢も仕事も生き方も全く違う様々な方々との偶然的な面白き出会いもあります。
今日は後者の日でした。

店内は行く度に展示刀がちょこちょこと変わっているので楽しめます。
今日は濤瀾刃の助直の刀が目を引きました。
刃中に金筋が掛かるあたりが助広の濤瀾刃と異なる、というのは先日鑑賞会で学んだばかり。この刀にも深い匂口の傍に金筋が見て取れます。

助広の弟子助直の作。重要刀剣

吉岡一文字の太刀も展示されていました。
肌立ちうねるような地景が見えますが、映りが絡み複雑な表情をしています。

吉岡一文字と近江大掾忠廣の拵。近江大掾の刀身は店内に。

お店に到着し店主の方とお話していると、今日はたまたま外国の方に向けた刀の講習会を開催されるとの事で、急遽私も参加させて頂く事になりました。(←急展開)

小一時間の講習会でしたが、刀の見方の他にも、刀の作られ方、日本刀が日本人にとってどのような物だったのかなど日本文化から見た日本刀についても言及されていて聞いていて面白かったです。

外国の方からは「昔の侍が1人当たりどの位の刀を持っていたのか?」などを初め多くの質問が飛び交っていました。

特に実際に日本刀を手に持った時というのは、皆さんの目がキラキラと輝いており、日本刀の美しさに感動するというのは万国共通なのだと認識しました。

あっという間の1時間でしたが、終了後には写真撮影を。
私もなぜか映らせて頂く事に。笑

このあと名刺も交換させて頂いたのですが皆さん凄い方ばかりで。
こうした日常では会えないような方々と偶然に出会う、そんな事もあるから日本刀の世界は面白い、いや刀屋さんが面白いのかもしれませんね。
帝国ホテルゆえ…かもしれませんが。

帰りはいつも通り正面のお花を鑑賞して帰宅です。
こちらも行く度に変わっていて楽しめます。


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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