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「霜剣堂 帝国ホテル店」さんで「卓上脇差箱」が常設展示!

大ニュースですっ…!!!

帝国ホテルにある「霜剣堂」さんにて製作した脇差用の展示ケース「卓上脇差箱」を常設展示下さる事になりました!!
霜剣堂さんといえば愛刀家なら誰でも知っている日本刀の名店の1つです。
鎌倉でスタートされたようで、現在は本店の原宿店と帝国ホテル店の2つがあります。初めての一振りから古名刀まで何でも扱っており、無い刀は無いのではないかと思えるほどに何でも揃っています。
そんなお店にて製作した刀展示ケースを展示頂ける事になり、とても光栄で嬉しいばかりです(泣)

日比谷駅から徒歩1分、有楽町駅から徒歩5分にある「霜剣堂帝国ホテル店」さん。帝国ホテルの地下1Fアーケードにあります。


制作した脇差用の展示ケースはお店に入って正面この位置に壁掛け頂いています。

壁掛けでの常設展示は霜剣堂さんが初めてです…!
壁に掛ける事で耐震性が増し、場所も取らずに飾れます。
デッドスペースの有効活用が出来るかもしれません。
壁掛けの様子。
ネジで壁に直接固定します。普段はドアに鍵が掛かっているので、壁掛け後は鍵を開けない限りネジを外せない仕組みになっており、ケースごと盗難する事が出来ないようになっています。
少し下から見た様子。

壁に固定すると、耐震面でも安心です。
以下は名古屋大学さんと共同実験させて頂いた時の様子です。
壁掛けを想定した実験で、震度7クラスの地震(阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、新潟中越地震、南海トラフ想定)からも刀が殆ど横ズレせずに、また刀掛けから落下することなく耐える事が出来ています。
あくまで実験内の話ですので、現実にそのクラスの地震が起きてどうなるかは起きてみないと分かりませんが、1つの安心材料にはなるかと思います。


尚執筆時点で展示頂いている脇差は大阪新々刀を代表する尾崎助隆の濤乱刃の作です。助広辺りの写しと思われます。

小板目の良く詰んだ地鉄に焼き出しの少し上あたりから太い金筋が長く入っている所に、尾崎助隆のオリジナリティを感じます。
姿は本家の助広よりも好みかもしれない…。
それにしても匂口の深さであったり、刃や地鉄の冴えなど非常に良く再現されており、刃文の形からも恐らく刀を見た事がない多くの方がイメージする「日本刀の形」を体現しているのではないかと個人的には感じました。

漫画やアニメなんかでも刃文は高低差のある濤乱刃のように描かれる事が多い気もします。

という事で帝国ホテルへ行かれた際は是非霜剣堂さんに寄ってご覧になってみてください^^

そういえば帰り際に枯山水を発見。
いつも通っていた場所であるにも関わらず気が付きませんでした。
エントランスの見事な花には良く目がいくのですが。
まさに灯台下暗し。
さて、皆さんはどこか分かりますか?

ちょっと線がフニャフニャしすぎているような…気にし過ぎかもしれませんが。。


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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