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刀展示会記録

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2023年9月の記事一覧

「甲冑・刀・刀装具展 光村コレクション・ダイジェスト」を見て

「甲冑・刀・刀装具展 光村コレクション・ダイジェスト」を見て

今日はようやく光村コレクション展を見に表参道へ。
参道駅のA5出口を出て、5分ほど歩くと根津美術館は見えてきます。

早速入口を入ると、実に素晴らしい和空間が。
緑と茶とグレー(白)という組み合わせが実に心を落ち着かせてくれるように感じます。

①光村コレクション 刀展示刀は約20振程。
長光や来国俊、廣光、雲次、長谷部国信という古名刀から、埋忠、国広、国儔、親国貞、伊賀金、助広、などの新刀期の巨

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西葛西刀剣市に行ってきました

西葛西刀剣市に行ってきました

本日9/6~9/10まで開催中の「西葛西刀剣市」に初めて行ってきました。
「西葛西刀剣市」は美術刀剣松本さんで単独開催されている日本刀や刀装具の展示即売会です。
HPに掲載されていない品なども多数展示されているらしいです。

会場となるお店へ到着。「西葛西」駅から徒歩1分ほど。

店内には刀は数十万円台の求めやすい刀が7~8割ほど(感覚値)並んでいた印象で、重要刀剣以上も数振り並んでいました。

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「現代刀職展2023 前期展示」を見て【後編】

「現代刀職展2023 前期展示」を見て【後編】

昨日の続きで「現代刀職展2023」を見て個人的に特に気になった作品の紹介です。
前編は以下からご覧ください。

④鐔・福山葵(愛遠移)さん

葉の部分が左側は彫り込まれているのですが、右側になると途中から立体的に飛び出してきています。
そのような動きのある表現や金属を変える事で色を変えた葡萄の構図、捻り耳の造り込みなど上手く、引き込まれました。
時代の色も付き素銅の色がくすんでくると更に風情ある素

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「現代刀職展2023 前期展示」を見て【前編】

「現代刀職展2023 前期展示」を見て【前編】

現代刀職展2023(前期展示)を見に刀剣博物館へ行ってきました。
現代刀職展とは年に1回開催される刀職の方のコンクールです。
尚、前期展示(~9/10)と後期展示(9/12~10/15)に分かれています。

刀を作る職人もいれば、刀を研ぐ職人、鞘を作る職人、刀身に彫を施す職人、鐔やハバキを作る職人など様々いるのでコンクールも各部門に分かれて審査されます。

上から無鑑査、特賞、優秀賞、努力賞、入選

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