はじめてのプロボノ 体験記 ~コンセプトとメインターゲットの提案編~
約2か月ぶりの更新です。遅くなってしまい、すみません。
どんな内容だったか忘れちゃったよ~、という方のためにバックナンバーのリンクを貼っておきますので、どうかご勘弁を。かたじけない。
はじめてのプロボノ 体験記 ~きっかけ・出会い編~
はじめてのプロボノ 体験記 ~登録・アサイン編~
はじめてのプロボノ 体験記 ~プロジェクトスタート編~
はじめてのプロボノ 体験記 ~ヒアリング実施編~
チームミーティング(作戦会議)
2018年10月26日
「~ヒアリング実施編~」を通して、チーム内では「ちょっと当初想定を変えた方がいいかもしれない」という思いが少しずつ高まっていたので、一度ミーティングをすることになりました。
当初想定とのズレ
①当初は指導者のレベルアップのための講習会を想定していたが、ヒアリングをしてみると障害者(児)の保護者や特別支援学級などの学校の先生が、障害者スポーツに関する情報の取得に困っていることが判明した。そのため、指導を受けたくても指導者や支援団体まで辿り着けない、つまりその団体の存在を知らないままになることも多いようでした。実際に、支援先団体の認知度も高いとは言えない状況でした。
②講習会のチラシは作るが、支援先団体にはホームページなどが無いため、そもそもどんな団体なのかが分からないという大きな課題がある。保護者等は、まずインターネット検索や保護者同士の口コミで支援団体を知るので、ネット検索にヒットしないのはかなり不利な状況にある。
これを受けて、支援先団体への提案内容を検討しました。
提案内容
①講習会のコンセプトは(スポーツクラブ等の)指導者のレベルアップにより支援先団体が取り組む障害者スポーツの裾野を広げること
②そのために、メインターゲットは保護者や特別支援学級等の先生とし、スポーツクラブの指導者だけに限定しない。
③保護者等はヨコのつながりも求めている傾向があるので、講習会だけでなく、参加者同士の情報交換会もあると喜ばれるのではないか。
④また、支援先団体の認知度を上げるため、チラシには講習会だけでなく団体の紹介も入れる。加えて、ホームページあるいはFacebookなどのSNSで団体を紹介するページを作りませんか?(手間のかからない範囲で)
⑤他にも課題は出たが、今回のプロジェクトからは外れるので、情報提供としてお伝えするだけに留める。
さらに、宿題として各自でチラシのキャッチコピー案を考えて、上記提案と一緒に支援先団体へ提案することにしました。
また、PM(プロジェクトマネージャー)からチラシに必要な写真をもらう依頼をすることにして、作戦会議は終了。続きは場所を変えて、お酒を交えて議論することに(笑)
ちなみに、このチームではほぼ毎回、1次ミーティングの後に飲み屋での2次ミーティングをしており、仕事で遅くなったメンバーが2次ミーティングから参加することも少なくありませんでした。
全員が初参加だった私たちはそれに何の違和感も感じていなかったのですが、これまで複数のプロジェクトに携わってきたAD(アカウントディレクター)から12月頃?になって「こんなに毎回飲み会をするチームは初めてです」とカミングアウトされました(マジか!?)
他のプロボノチームでは、比較的ビジネスライクなスタイルが一般的で、飲み会はあまりしていないようでした。
この辺りも、私たちのチームの絆が強くなった要因だったのでしょう。
しかも、ADはそんな酒好きな(笑)メンバーのために、事前に近くのお店を調べて、1次ミーティング後にさりげなく案内してくれていたこともカミングアウトし、またビックリ!?
メンバー全員から「さりげなさ過ぎて気づかなかった!」とツッコミが入り大いに笑いました。
キャッチコピー案の作成
2018年11月1~7日
チラシで使うキャッチコピー案を各自5個以上考えるという宿題は、11月7日までにChatworkで提出することになりました。
私は、タイミング良く10月24日にプライベートでキャッチコピーの作り方講座を受講したばかりだったので、ヒアリングで得た多くのキーワードから5つの案を提出。
せっかくなので、案を作る過程で出た多くのフレーズやキーワードも出しておきました。その方が他のメンバーにとって、ヒントになるかなと思ったためです。
他のメンバーも5~6つの案を出して、全部で52の案を参考として提案することにしました。
トラブル発生!!
2018年11月8~13日
キャッチコピー案も出揃い、PMがチームミーティングで話し合った内容をまとめて提案書を作成し、あとは支援先団体にプレゼンするのみという状況でした。
が!!
そのプレゼンの日程がいつになっても決まらない、という謎の状態が続きました。
候補日は提案していたものの、支援先団体からの連絡が途絶えてしまったようでした。
実は、この時、支援先団体内部で意見の相違による対立があったのだそう。
これまで私たちプロボノチームと連絡を取っていたのは支援先団体の会長でしたが、この会長の方針に異を唱える人が出てしまい、プロジェクトそのものが白紙撤回される寸前まで追い込まれていたようでした。
万が一、白紙撤回されてしまったら、私たちのこれまでの数か月がすべて無駄骨に終わってしまいますし、支援先団体の存続すら危ぶまれる事態にまで発展する恐れもありました。
それだけは防がねばということで、サービスグラントやAD、PMはもちろんのこと、東京都の担当職員も入って、なんとかこの危機的状況を脱したそうです。
その甲斐あって、なんとかプレゼンだけでも聞いてもらえることになり、11月14日に日程が決まったのが前日である13日の22時でした(ビックリ!)
ちなみに、私は14日は都合が合わず参加できなかったため、支援先団体がそんな危機的な状況にあったと知ったのは12月になってからでした(苦笑)
つづく
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