片平 優

ブランドプロデューサー。デザイン制作をしていたら、出産を機にブランドが赤ちゃんに見え、…

片平 優

ブランドプロデューサー。デザイン制作をしていたら、出産を機にブランドが赤ちゃんに見え、起業。魅力の発掘調査、ビジョン、尻たたき業等。インタビューと人間心理が大好きです https://baby-tokyo.com

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本当に変な人の服は、普通。

今日はものすごいくだらない内容を書きます。 外見は鏡だと思います。何の鏡か。「歳をとると顔に出るよね」というのは生き様の話。表情に出るのはその人の覚悟。服装はその人の見られたい姿であり、願望そのものと感じます。 本当に変な人ほど、普通の服を着ています。これを私がいうと皆が驚きますが、事実です。何故なのか。簡単です。服装はその人の人となりではなく「どう見られたいか」の願望だからです。 白ふちのメガネをしている人が「変わっているね」と言われて嬉しそうにしているのを私は何度か

    • お客さまの声(顧客深掘り調査)

      顧客深掘り調査サービスについて、お客さまの声をいただきました。ブランディングの定性調査が、企業活動にどのように役立つのかが伝わる内容なので、こちらで共有させてください。 お客さま情報 従業員満足度研究所株式会社(https://es-keiei.jp/) 代表取締役 藤原清道さま ご利用をご検討いただいた当時、どんな課題がありましたか?  現状でも、自社サービスのリピート率は高めで維持していましたので、一定程度顧客からの満足をいただいているという実感は持っていました。

      • 新しい離婚のかたち

        離婚でモメる人は、例外なく自分の都合を押しつける。そういう人にとって、離婚は自分のためである。それを、相手に受け入れろといっても、無理な話。 「離婚は互いのためである」「あなたの価値観を考えるに、あなたの人生は離婚で好転するはず」「離婚したあとの、我らの理想の未来はこうである」これを相手に説明したのか?たいがい、しないよね。できないんだよ。自己中な人は、相手を見ていないから。自分のことばかり考えているから。離婚することで相手の人生がどうなるのか、そこまで思いやらない。という

        • ブランディングって何?

          「あり方を決め、行動で裏づける」 私は、ブランディングをこのように捉えています。 まず、あり方。 自分がどうありたいか、どうあるべきかの自己認識と、他者からどう認識されるかの両方が混じりあって、あり方は決まります。俗にいう、アイデンティティですね。 アイデンティティを決めるときは、自分がどうありたいかが最初にくるように思います。 たとえば、誠実な人物でありたいとします。誠実な人物は、その時点で誠実ならまわりからそう認識されているはずです。いま認識されていなくても、これか

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        本当に変な人の服は、普通。

          燃え尽きないためのお仕事サバイバル小技

          みんな、自分なりのサバイバル小技を持っていると思う。起業7年めの私も、自己流のサバイバル小技を開発中。その中から2つを、ここに記しておく。誰かの参考になれば。ちなみにこれは、必殺技ではない。小技ね。 前提として私の場合、独立5年目以降にサバイバル術が必要になった。 独立当初は良い。まず、準備してはじめたため、精神と身体がピンピンしている。 はじめてディズニーランドに行くという時に、財布が空っぽで寝不足で行く人は稀だろう。事前に心がまえをし、準備をして、前日はよく寝て元

          燃え尽きないためのお仕事サバイバル小技

          親切の、すれ違い

          一定数「話が通じない」人はいて、その場合はたいがいが向こうもこちらのことを「話が通じない」と思っています。 たとえば、よく知らない人から「このお菓子あげます。おいしいですよ。いま食べてください」と言われたとします。それを受け取らない理由はたくさんあります。たとえば、よく知らない人からもらったものを食べたくない。今はお腹が空いていない。そもそも甘いものが好きではない など。 これらのどれを伝えたとしても、私の思う話の通じない人は「せっかく人が良かれと思ってあげたのに」と残念

          親切の、すれ違い

          どうなる?孤独感!

          孤独感と、向き合っています。 孤独感と向き合うのは、私だけではないはずです。乱暴にいえば、世界中にいる人間全員の人生の課題だからです。心理学者のエーリッヒフロムは『愛するということ』のなかで「人間が生きるうえでの最大の課題は、孤独感をいかに減らすかである」と明言しています。 どう減らすかは大事なことで、それは追って考えるとして。私は今日は、この「孤独感をどう減らすか」という表現と向き合ってみようと思います。孤独感をどうこうしたあとの状態が魅力的に感じられないと、みんなこの

          どうなる?孤独感!

          出産とアイデンティティ

          暗黒期がある。30歳、はじめて妊娠と出産を経験し、キャリアが止まったときだ。 妊娠する前の私は、何者かでありたかった。 ”人と違う自分”が、その当時にほしかったアイデンティティであり、自尊心の出どころである。自尊心とは、辞書によると、自分を優秀な者だと思う気持ち。プライド。 人と違う自分でありたい。代えのきく存在になりたくない。と、魂が叫んでいる。私にとって、その自尊心の出どころは、仕事だった。 その頃、激務の広告デザイン会社で働いていた。人と違う特殊な環境に自分を置き、

          出産とアイデンティティ

          電気がつかない

          自宅のある一室の、電気がつかないことに気がついた。 通称、社長室。二箇所のスイッチをオンオフしてみる。どちらも反応がない。断線している。 仕方がないので、キャンドルをともしてみた。 一つは、Diptyqueのキャンドル。2年前この場所に、仕事と自宅が合わさった拠点をかまえたとき、先輩のクリエイターが持ってきてくれた。ファッションディレクターとして活躍するU氏。フラッと遊びにきたときに、これをさりげなく置いていったのを覚えている。 もう一つは、蝋燭職人チエミサラさんのキ

          電気がつかない

          家業の柱をつくる新規事業

          日光のクラフトビール THE NIKKO MONKEYS、ブランドオーナー鶴巻さんと、東京でお会いできました。5年前に、私がブランドプロデュースを任されたブランド。コロナを乗り切り、海外展開や工場増設など徐々に確実に成長しているとのこと。 このブランドの表現コンセプトは、「ジャケ買いされるクラフトビール」です。 ブランドオーナー鶴巻さんは、このビール事業を「日光に人を呼ぶ」ためにはじめました。日光で100年つづく観光土産屋に生まれ、日光という地域に人生かけて貢献していこうと

          家業の柱をつくる新規事業

          ブランディングは人の孤独を減らす

          ブランディングがどう社会に価値を与えるのか、見えてきました。 人が人生を豊かにするためには、人生最大の課題「孤独感」を減らす必要があります。仕事か生活のどちらか、理想はその両方で孤独感が減るのを目指したい。 孤独感を減らす方法は、三つあります。 一つは、祭りのような環境に身をおくこと。興奮すると、人は周囲が見えなくなります。周囲が存在するから孤独を感じるので、周囲を消してしまえば孤独感は和らぎます。たくさんお酒を飲んで泥酔すれば、少なくともその時間は自分の世界に入り込ん

          ブランディングは人の孤独を減らす

          生活の一部を自動化したら、脳がちょっとラクになった話

          先日、恵比寿のレストランで知人と火鍋に舌鼓を打っていたところ。 「毎朝、ルーティン決めてるんですよ。5時半に起きて筋トレ。帰宅後に神棚へのご挨拶、トイレそうじ。」 と語るは、エブチ氏(https://twitter.com/vsr_ebuchi)。UI/UXデザイナーであり、デザインコンサル会社の経営者でもある。 エブチ氏と私は、同じ歳の同業者。同じくデザインブティックを経営していて、同じくサウナとサウナ後の食をたのしむ享楽心を持ちあわせながら、性格や専門分野が違いおも

          生活の一部を自動化したら、脳がちょっとラクになった話

          「最高でぇす!」

          筋トレ始めて1年ちょい。 ハッキリ言って、トレーニングがつらい。ハッキリ言うとトレーナーに失礼では?と心配する人がいるかもしれない。心配はいらない。私のトレーナーはちょっと変なので、ツラいですと言うと間髪入れずに「最高でぇす!」と返してくる。 つらい理由は、成果が見えづらくて、飽きてきて、なのに負荷が重くなったから。 筋トレ1年目である去年は、よかった。はじめて数週間のときは、筋トレがしんど過ぎて意識が飛ぶんじゃないか、齢39にして人前で泣くんじゃないか、と思うほどだった

          「最高でぇす!」

          常連が苦手な常連

          私がいつも行く飲食空間が、いくつかあります。 好きな飲食空間には、共通点があります。まず、わりと静かな空間であること。そして、空間から店主の思想が感じとれること。 わりと静かな店。というのは、ありそうで、ないです。満席の人気店は、静かではないのです。入店時に「混雑時のお席は120分でお願いしております」と言われたら、この店はわりと静かな店ではあるまい、と想像がつきます。じゃあ、空いていると嬉しいかというと、まあそうなんです。空いていると、ありがたいです。 空いている飲食

          常連が苦手な常連

          体質改善

          毎朝のそうじをはじめて、16日め。習慣化していくプロセスが気持ちいい。 自分の生活空間を7ヶ所に分け、曜日ごとに毎日10分間、ふきそうじをしていく。ものをどける、ふく、ものを戻すの3段階。単純化するのが、継続の秘訣である。 時間内に終わるスペースと、そうでないスペースがある。単純なスペースの広さの話ではなく、そのスペースにおける複雑性が所要時間を決める。7ヶ所のなかで一番シンプルなのは、テーブルと本棚しかない社長室。テーブルをどけるだけなので、5分ちょっとで終わる。時間が

          7期め!新メニュー

          2017年に起業して、丸6年が経ちました。 関係者のみなさんに、心より御礼申し上げます。 起業当初の第一形態は、ひとり期。紹介のご縁でファミリービジネスのブランドロゴ・販促物のデザインを制作する、請負で大量の動画制作をする、フード事業に入れ込むなどしていました。起業ハイで、悦に浸っていた記憶があります。 第二形態は、インターン期。東京の代官山にオフィスを構え、社員や学生インターンたちと共に、クライアントワークや自社主催のスクール事業に取り組みました。オフィスに常に人が集ま

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