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コム活日記☆西へ東へ


東京駅から西の方向に向かっている路線がJR中央線で、新宿駅からは、ほぼまっすぐ真西に立川駅まで延びている。私はその中央線沿線地域に住んでいるので、JRに乗るとまず西か東かに移動することになる。これは人生を左右するくらい物凄く重要な事のように思える。たまたま東西ではなくて南北に移動するしかなかったら、きっとまた別の人生だったかも知れないと、ふと思ったりした。


ま、どうでも良いことですが、
ともかくこの日は東に向かいました。


大久保駅。


正確に言うとJR中央線ではなくそれに平行して走っている総武線沿線の駅です。


東京でもっともアジアンな街、大久保。

どこの駅でも感じられない活気がみなぎっているように感じる街。

何を隠そう、私はこの街のおかげでキムチが食べれるようになりました。

子供の頃からお腹の弱かった私は、ここ大久保に来るまでキムチはたくさん食べてはいけないものリストに入っていたのですが、知人に連れられて韓国料理屋さんで勧められるままに最初から最後までキムチの料理を散々食べてもお腹は全然オッケーで、しかもどんだけでも食べれるキムチの旨さに当時は驚愕したものでした。

そんな思い出のある大久保です。


コム活は、静かな改札口の方にて。

目の前の窓


余談ですがマド活もやってます。



コム活をやっていて、とても嬉しく思う時は、仕事中の人が虚無僧に気がついて、通りすがりに、時にはわざわざ道具を置いてこちらに来て、チャリンとしてくれることです。

仕事中と分かるのは、首にネームカードを下げていたり、作業着を着ていたりするのでそれと分かります。


そもそも、虚無僧に滅多に反応など無いのですが、仕事中の方々というのは、今仕事中だからという理由で路上に突っ立てる人に注意を向けにくいですよね。仕事中なんだから。

それをわざわざ…。

仏心に感謝です。



さて、別の日。

今度は西に向かいました。


新宿からおよそ電車で30分のこれまた大都会の立川駅。


駅の改札は高架上のコンコースになっていて、そのまま道路の上に広くて明るいデッキが広がっているのですが、そこは市が管理していて、路上で演奏してると市の職員の方がやってきて排除されます。とても明るくて広くて、良い場所ですが。


ですので、虚無僧にはかえってうってつけの暗い通路の下の道路でやることになります。屋根があるので雨でも心配無いし最適です。


嫌味じゃないですヨ。

偈箱の裏


「乾坤張」(けんこんばり)とは「乾坤板」とも言い、旅の虚無僧が持つ木札で、つまり位牌であり、行き倒れで死んだ時の墓標としたとのこと。


私、墓標を毎回持ち歩いているわけです。


コム活をやっていて、このまま吹き枯れて死ぬんじゃないかなんてしょっちゅう思いますが笑。


そもそも「乾坤張」は、虚無僧尺八の始まり、創設のことが書いてあるとされる「虚鐸伝記」(きょたくでんき)に書いてあり、以前書いたTumblrにに詳しく説明してあります。「乾坤張」に行き着くまでに長いですが、よろしければお読み下さい♪


吹き枯れて死んでたら、乾坤張で弔ってやってくださいまし。って、都会は土も無いし、きょうび手続き上、勝手に死ぬことも出来ないですね、困ったもんだ。



さて、電車では西か東にしか行けないのですが、実は自転車で南でも北でも何処にでも行けるんです!


当たり前じゃ!


通りすがりの皆さま、仏心をありがとうございました😊


どうか、一人でも多くの人に気がついてもらって、虚無僧仲間が増えますように🙏




古典本曲普及の為に、日々尺八史探究と地道な虚無僧活動をしております。サポートしていただけたら嬉しいです🙇