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円安はメイドインジャパンを世界復帰させる絶好の機会となるか?株式会社ダイニクロという老舗鉄工所を見て思ったこと。

今年2月映像制作のご依頼があり茨城県日立市にある株式会社ダイニクロのプロモーション動画を制作しました。この会社さんにはダサい企業VPみたいなのは似合わないと思ったので、映画を作るつもりで取り組みました。かっこいいPRムービーになったと思います

株式会社ダイニクロ 企業PR動画

25年近く様々な映像を作ってきましたが、その中でも一番私にとって出会いたかった会社さんでした。株式会社ダイニクロは昭和25年、日立製作所が空襲で狙われ焼け野原になってしまった日立の地で創業したとても歴史がある鉄工所です。溶接をメインにものづくりをしている会社さんですが(作ってるのは原子力・火力発電所やダンプやショベルなどの重機の部品)働いている職人さんたちは伝承された技術で日々様々なスケールのデカい!製品を作ってます。それも人の手でしか作れないものばかり(時代の流れで機械も導入されてますけど)

株式会社ダイニクロさん、とにかく巨大なものを作っている…

良いんです、とても。すごくいいんです。ダイニクロさんの職人さんたち。黙々と真剣に作業されている姿。とにかくかっこいい。それぞれリズムがあるようで作業されている姿は”THE 日本の職人” 私はもう撮影中ノリノリ♪で撮影しました。過去撮影してきた企業関係の映像ではまず味わえない感覚でした。そのくらいダイニクロさんの職人さんたちはかっこいい。

工場は海の近くにあります。

現実として日本の製造業はどこも高齢化が進み、どの業界も人手不足。その技術を守っていくのも中々大変です。しかし現在進行中の円安は”メイドインジャパン”の復活の機会、後押しになるのではと思いました。大手企業の多くは20年前くらいから人件費の安い中国に工場を作り技術流出、メイドインジャパンを失墜させる時代を長く続けていました。それがいつの間にか日本のが中国より人件費が安くなり円安も手伝って日本に工場を戻す企業が増えつつあります。

円安が外国人観光客、インバウンドで日本経済を潤すと期待されているように、今一度、日本の製造業もメイドインジャパンが復活し世界で脚光を浴びる機会になるのではないかと、ダイニクロさんたちの技術力を目の当たりにして思いました。日本人は時間をしっかり守り中途半端な欠陥品を嫌うものづくりに適した国民性があると思います。

ダイニクロさんは仕事は沢山あるようですが(そりゃこれだけの技術力があれば…)人手が足らなくて土曜日も従業員さんたちが出勤しないといけないみたいで。どこの会社も売り上げより人手をどうするか課題を抱えてるので中々難しい時代です。こういう技術力がある企業を応援したいな、と思います。私はもともと自作のEVだったりメタルアートを作りたくて溶接の技術を学びたいとずっとずっと思ってました。とても有難い会社さんと出会えて映像の仕事してて良かったなと思います。

ダイニクロさんでは、技術職・営業職・ウェブ関連の仕事を行うリモートワーク職を随時募集しているそうです。学歴や経験不問。未経験者でも歓迎みたいなのでご興味ある方は連絡してみてください。ダイニクロさんのウェブサイトを見ると新しい試みを色々されているので面白い仕事ができると思います。

株式会社ダイニクロ コンセプトウェブサイト

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