【かすみを食べて生きる 39 リハビリ病院１か月目⑯】ワレンベルグ症候群による嚥下障害のリハビリなどの記録
脳梗塞 発症１か月と６日目：リハビリ病院16日目
・食事：嚥下訓練中のため、食事は鼻からの経管栄養。水分はスプーンの半分程度を一度に10口まで飲むことが許されている。
・状態：歩行訓練中。日中、フリー歩行自立。終日、車いす・歩行器自立。
・嚥下：嚥下訓練中。首を左に向ければ１～２mlの水を飲み込める。
食事訓練をかけた嚥下造影検査まで、あと５日。
リハビリをしてるけど、生活もしている。
これまでのお話はこちら『かすみを食べて生きる 序文と目次』
＜発症１か月と５日目：リハビリ病院１か月目⑮
発症１か月と７日目：リハビリ病院１か月目⑰＞
下着はどこに干すか
私はリハビリ病院に転院して以来、週に２回病棟の洗濯室で洗濯をしている。
洗濯は洗濯機と乾燥機と分かれていて、乾燥機が洗濯機の上にあるものと横にあるものがある。
入院当初私は頭を動かすとすぐにめまいが起きていたので、乾燥機が横にある方を使いたかった。
しかし洗濯機の上の乾燥機は背が低い人には使いにくく、低い位置の乾燥機は人気で取り合いだった。
午前中は洗濯をする人も多いので、午後お風呂の後、夕食前の時間を狙って洗濯をした。
洗濯でひとつ困っていることがある。
基本は乾燥機ですべて乾かすのだが、ブラジャーだけは型崩れがあるので乾燥機にはかけたくない。
リハビリのセラピストさんに聞いてみるも、患者さんは高齢の方が多いこともありブラをつけていないケースがほとんどで、つけている方は家族に洗濯を頼んでいるようだった。
子どもの世話で大変な夫に頼んで手を煩わせたくない。
洗濯したブラをどこかで乾かしたい。どこかで。どこで？
カーテン内でも、看護師さんやセラピストさんに見えるのは恥ずかしい。
床頭台の後ろ？
目線が高いから目につきそう。
床頭台向かって右側。
こちらは窓に近い方で、看護師さんやセラピストさんが出入りすることが多いから見えそう。
あ、ここだ！
床頭台左側、ベッド横の下の方。
ここなら上部の台を引っ張りだせば上からの視線を遮れるし、手前にタオルをかけて、横にごみ箱を置けば見えない！
よかった。何とかなった。
田中さん(仮)、呼ばれる
病棟内にはずっと日中叫んでいる患者さんがいる。
身体が自由に動かせず、一人になると大声で人を呼んでしまうと聞いた。
主に「せんせー！助けてー！」と叫んでいるが、今日新たなバリエーションがきた。
「たなかさーん！助けてー！」
理学療法士の田中さん(仮)、今日は代打であの方のリハビリに入ったのかな。
田中さん(仮)、会うと元気になれるから会いたくなっちゃうよね。
わかる。
今日については共感をしてしまった。
ピクミンブルーム
脳梗塞発症前、私はスマホのお散歩アプリ『ピクミンブルーム』をやっていた。
ピクミンと歩いて花を咲かせて、花の蜜あげてさらにピクミンを育てるゲーム。
脳梗塞発症後、ベッド上安静となった私。
ゲームは歩かないとピクミンたちに満足に蜜をあげることができない。
急性期の病院でアプリを開くと、花がなくなり葉になったピクミンたちがこちらを見ていた。
ごめんよ、今は歩けないんだ。
そして現在リハビリ病院にいる私は、病棟内を歩行訓練でぐるぐる歩き回っている。
自主練の時には病棟内に花びらを振りまきながら歩いている、アプリの中で。
ガリガリチャレンジ＃５
今日も来ました。
２ml程度の水しか飲めない私が氷菓子を口に入れて味わいそっと口から出して（貴族食べ）、ガリガリ君の当たりを狙うコーナー。
いざ！
痛恨の結果写真撮り忘れ。
今日も今日とてはずれ！
ーー振り返って
長期リハビリ入院中のブラの洗濯について、当時もWebで結構調べたのですがなかなか解決策が見当たらず。
いろいろと試して干す場所を見つけました。
今回書くにあたって気になり、再度どうすべきかを知らべていたのですが、ユ〇クロのノンワイヤーブラだと乾燥機でもなんとかなるという情報を見かけました。（洗濯表示では避けるように書いてありますが）
手ごろな価格のノンワイヤーブラ、ブラトップ等を型崩れ覚悟で乾燥機にかけるが正解かと思われます。
急な入院だとそれを準備するのも難しいところではあったので、予備に２枚程度あってもいいかもしれないなと思います。
ガリガリ君を食べるには、
売店にガリガリ君を買いに行く
病棟に戻って看護師さんをつかまえて今から病室でガリガリ君を食べます宣言をする（ナースコールを鳴らしたらピンチの時だから来てねのお知らせ）
病室でナースコールをそばに置いてガーグルベースを片手に、ガリガリ君を噛んでは出す
という流れで合計40分程度はかかりました。
売店に行けるのは17時までなので、朝の時点でガリガリすると決めて計画的にガリガリしていました。
毎回看護師さんにガリガリ君を口にしますと言いに行くのは少し恥ずかしかったです。
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