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大学とは

 子供の入学式に出た。 
 学長の話を聴いてハッとした。
大学で自分の学びや探究を極め、それを社会に還元できるような人になってほしい。つまり、社会に貢献して欲しいという。
 これを聴き、恥ずかしくなった。なぜなら私はそんなふうに考えて大学に進学したわけではなかったから。大学とは、自分の将来を少しでも希望に近いものにするために行く所だと思っていた。自己実現のために大学に行ったと言える。その自己実現が他を利するものかというと、自分の夢を叶えるということだけで、とても社会に役立つものを生み出し還元するなどといったものではなかった。
 卒業して30年経ち、ようやく大学の存在意義が分かったような気がする。 恥ずかしい限りである。
 子供には、大学で学ぶということはどういうことなのかよく考えて、これから頑張ってもらいたい。

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