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子育てで精神的ダメージが継続した私がうつ再発してしまった

 相変わらず息子の不登校の状態のままだが、この1週間ほどで変わった一面が見えるようになってきた。

 息子は、うつ状態にあったので、最初の1ヶ月(7月)は1日中リビングで寝ているのが毎日の日課だった。

 2ヶ月目の8月は少しずつ、寝ている時間も少なくなってきましたかと思いきや、今度は昼夜逆転に変化したのです。

 夜に眠れず日中眠っている状態です。

そのため、夜になると活動的になりいつもの元気な息子に戻るのですが、朝になるとまた眠ってしまうのです。

 まだ回復には程遠い状態で、いつもなら盆や正月は弟妹の子ども達3人(いとこ)が大好きなので、子ども達と一緒に遊んでいる。

 お風呂にも一緒に入って遊んであげたりするのも、あたり前だった。

 面倒くさがらず、喜んで遊びにつきあってあげる息子が、今年の夏は明らかにいつもの息子とは違った。

 リビングで子ども達が遊んでいるときも、ずっとお決まりの側のリビングで寝ていることがほとんど(;.;)

 子ども達も息子に遊んで欲しくて、何度か起こされていましたが、ビクともしなかったのです。

 身体が追いついていかなかったんでしょう。

 私も息子と同じような経験をしたことがあるので、多少ではあはりけど理解はできているつもりだ。

 「いとこ達が来れば賑やかになるから、辛かったら部屋行って休んだ方がいいよ。」

 と話しても、気持ちとしては一緒に居たかったのもあっただろうし、リビングが落ち着くっていうのもあるみたいです。

 「おじさん・おばさん(弟妹)には病気のこと知られたくないから言わないで」

 知られたくない気持ちも解るので、弟妹にはあらかじめ、伝えていることは息子は知らないので、息子と会話しても何もなかったように、普通に接するようにお願いしました。

3ヶ月目の9月、昼夜逆転がしばらく続く。

 日中スマホを渡すのは平日1時間だけ。一旦脳みそ休ませてあげるためです。

 スマホだけは渡すと永久的です。止まりません-_-#

 夜は20時に4時間ほど出来るように、スマホを渡しています。

 金土だけは、日中2時間スマホと充電ケーブルを渡しています。朝はすぐに回収します。

 テレビはずっと見ているだけではないので、100歩譲ります。

 ただし、スマホだけはどうしてもずっと預けることはできません。

 さすがに、ずっとリビングに同じ空間を過ごすのは、私も精神的にいつも疲弊している状態なので、スマホをしている時は自分の部屋で自分の時間を持つようにしています。

 それでも、息子が同じ家の中に存在するというだけでも落ち着くことはありません。

母親の私が精神不安定になってしまった

 私も日に日に落ち込んでいく自分に気づいていました。

 数年不安定な状態は続いているものの、睡眠は十分に取れていました。

 眠っても、朝起きると常に疲れが取れず目覚めが心地よくないのです。  

 朝食を終えた後に、自分の部屋で1人になる事の方が多くなりました。

 自分の部屋に行くと睡魔に襲われるのです。ひどい時は昼まで寝てしまいます。

 昼食には息子の様子を見るためもあり、一旦リビングへ行きます。

 自分の部屋へ戻ってしばらくすると、いつのまにか寝てしまい、何も出来なかった自分が自己嫌悪に陥るようになりました。

 あまりに眠すぎて、まともに食事を作る体力もなくなるのです。

 この症状が数ヶ月続いていたので、今飲んでいる薬のせいもあるのかと思っていました。

 前から飲んでいる薬は、その時は問題なく生活ができていたのです。薬が原因ではないのかもしれません。

 子育てに疲れ果てている自分がいるので、おそらくそれだったのでしょう。

 激しい頭痛と倦怠感や不安感、物事を悪い方にしか考えられなくなってしまっている自分に気がついて、発症したばかりの頃のうつ状態がマックスになってしまいました。
 
 その日は一睡もできず、念のため母に運転をお願いしました。 

かかりつけの病院へ行って主治医の前でボロボロ涙を流しながら息子のこと、自身のことを話しました。

 慣れている病院なのに、今まで何故かあまり深い事は相談しようとは思わなかったのです。

 自分が悩んではいても、表に出すような事でもないと軽い考えもあったのかもしれない。

 病院なのに、また具合悪くなったと思われたくなく、明るい自分を見せて、ひたすら隠そうと抑えている自分がいたのです。

 それも洗いざらい話しました。それで涙が自然に溢れたんだと思います。
 
 その日は、身体を休ませようとやっと眠りについたその頃です。

 息子がひどいヒステリーを起こし、コントロール出来なくなったのです。

 みんな寝静まった頃に息子はいつも、眠れないのでリビングへ行ってBSを見に行くんです。

 しばらくすると、私の部屋に来て「BS映らない!お母さんのせいだ!さっきお母さんがDVD見るときに触ったから観れなくなったんだ!」

 ものすごい形相で怒りをあらわにしてきました。

 私もやっと眠りについたところで、それも真夜中です。

 「もう遅いから明日にしよう。明日見てあげるから。」

 こんな事は日常茶飯事なので、言った所で興奮してしまってるから理解してくれないなと思いました。

 「今なおして」

 私が無理だと言っても、一度スイッチが入ってしまえばコントロールが利かなくなります。

 無理やり起こされリビングへ。

結局ブルーレイレコーダーの裏のアンテナ線の差し込み口を確認したり、電波状況確認したりしてもダメだった。

 アンテナの向きにも関係あるかもしれない話をしたら「アンテナの向きは関係ない」と言い張り、私が何を言っても譲らず。

「お願いだから明日にしてくれる?おじいちゃんも寝てるし。おじいちゃん敏感だからさ。」

 神経質な父は怒ってしまうと、2人取っ組み合いになってしまうのは、もう何度も見ているので、それだけは避けたかったので話しても、もう治まりつかなくなってしまうんですよね。

 治るまで寝るなと言わんばかりの言われようになり、途中で母が居ても立ってもいられなくなり救助に来てくれました。

 解決するためにはどうしたら良いのか、改善策を考えた結果、母がとった行動は

”痙攣が起きて動けなくなってしまった姿をみせること”

 でした。一瞬、本当に具合が悪くなったのかと思ったら、ずっと演技してました。

 私は笑いをこらえながらも、演技と解らないように息子に、すぐに救急車を呼んだふりをしました。

 「仮病のくせに」

 息子が発した一言です。

正直に”この子は心がないのか?とすら思いました。

 その母の演技が通じたのかどうなのかはわかりませんが

 「おばあちゃんの演技のせいで、BS直せなくなったし」

と、渋々その日は諦めてくれました。

 明日また同じ事言うだろうなと予想はしていましたが、想像通りでした。

 まだこだわっていてイライラしていたのですが、その日は息子と年齢が近い子供達のかかわりを持てる、初めてのデイケアの日だったのです。

 うつ状態で精神科に通っているので、似たような状況の子供達との関わりは貴重なので、どうしても行かせたかったのです。

 それが、昨日の夜の事件がある前までは行く予定だったのに「たかがレコーダー」の為に急に「行かない!」と怒り出したのです。

 私は怒りが爆発してしまい、息子には傷つけることを結構爆弾のように話してしまったと思います。

 「ふ~ん。わかった。行かないならそれでいいよ。お母さんひさしぶりに羽根伸ばしてくるから。」

 の言葉に息子は「やっぱりいく!デイケアにはいかないけど。」

 とまた訳わからない話しをしだし私は
 
私「いいよ。行かないなら遊びに行くから。」

息子「なら、いく!」

私「行くってどこに?!デイケア?遊びに行くの?どっち?」

息子「デイケア」

というやりとりで、また疲れが...

 私が息子にショックを与えるような言葉を言うくらいなら、私が入院したほうがマシだと何度思ったかわかりません。

 私が不安定な状態だと息子にも影響するので、少し距離をおくことも必要なんだとおもうのです。

 ただし、問題なのは息子を面倒見てくれる母が、疲れて果ててしまうと思うのです。

 母自身でさえも息子を見ていて
 
「よくやってるなって思うよ。私ならもっと怒りっぱなしだと思うから。」

 と言っていたくらい難しいんです。母の言葉にはいつも救われます。

 それでも、自身の育て方は決して良い子育てとは言えなかったと思っています。

 自立できるようになるために、頑張らなければという思いが、息子には間違って届いたのかもしれません。

 いっそのこと、息子が入院してくれれば私もしばらくは、ゆっくり息子のことも客観的に考えることができると思うので、一度入院させたいくらい、私にとっては苦しかったです。

 一旦ことが治まると「やっぱり入院させるのもなぁ~」とか「もう少し様子を見て見守ろう」となってしまうんですよね。

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