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「寝かしつけ」を楽しめたら1日が充実したものになるよね

ベイビーとの生活で、手こずる育児と言えば「寝かしつけ」だ。

寝かしつけとは文字どおり、子どもを寝かすことである。

寝かしつけを育児と呼ぶかは不明だが、1日の中でこの作業が最も時間がかかって負担が大きくストレスが溜まる。

わたしたちの貴重な時間と体力を削るわりに、大泣きされてなかなか眠らなかったり、やっと眠ったかと思ってふとんに置いた瞬間に目が開いて泣くことも多々ある。

ふとんに置くと起きてしまうため「背中スイッチ」と表現される。

赤ちゃんがひとりで眠れるようにするための訓練「ねんトレ」って言葉があるぐらいベイビーはなかなか眠らない。

眠れないと言ったほうが正しいか。

今回はわたしがベイビーを観察して、寝かしつけに効果があったことをまとめておく。

先に言えば、日中はなるべく抱っこで遊ばせて、眠るときは体が丸くなるように寝かせることだ。
どれかひとつでも参考になると嬉しく思う。

赤ちゃんが泣く理由は退屈で「眠たい」から

赤ちゃんはすぐ泣く。

うちの6ヶ月ベイビーも、朝6時か7時ごろに起床し、家族の朝ごはんや準備をしている間はテレビをつけてひとりでバウンサーに乗って待ってもらうのだが、8時過ぎぐらいには泣き始める。

保育園に次男を連れて行くために抱っこひもで抱えると泣き止んで静かになる。

家に帰ってだっこひもから降ろし、ふたりきりになると、また泣き始める。
「よしよし」と、抱っこでウロウロすると静かになって、眠たければぐずりながら寝るし、眠たくなければそのまま起きている。

これを1日に何度も繰り返すのだ。

毎日ウエイトトレーニングをしているようなものである。
わたしのイメージでは亀仙人のもとで修行をする亀の甲羅を背中に担ぐクリリンだ。

眠らないなら起こしてたらいいやん。って思うだろうけど、家事も最低限しないと気になるし、ベイビーが求める遊びをこちらが提供するのは難しい。

赤ちゃんは飽き性だから、新しいおもちゃを見せても秒で飽きてキレられる。

退屈だと眠たくなってきて「うーうー」「うにゃうにゃ」と顔を色んな場所にこすりつけて肌がカサカサになって荒れる。

疲れたからと座ったまま抱っこしていると泣いて怒り出す。

さらにベイビーの泣き声は、超音波攻撃のように、耳が痛くなって平常心を保てなくなるため、早急に止めたい。

トントンしたら眠るなんて、ほぼ奇跡に近い。
その時は太陽に感謝しよう。

眠かったら勝手に眠るというのはまれだ。

わたしたち大人が、歩きながら愛しのベイビーを抱っこし、彼らが気持ちよく寝落ちするよう数十分、長ければ数時間ゆらゆらとハンモック状態をキープしなければいけないのだ。

この時間を数分でもなるべく短縮し、自分の時間を確保するため寝かしつけのコツと、赤ちゃんが泣いてなかなか眠らない時のメンタルの整えかたをお伝えする。

赤ちゃんの寝かしつけのコツ

ぐずりだしたら部屋のライトを消す

ミルクを飲ませてオムツを替えても泣いている場合、彼らは眠たいと伝えている。

どんなに部屋が明るくても眠れる人はいると思うが、わたしのように神経質だと音や光が気になって眠れない。

赤ちゃんにもそのようなタイプは当然いるわけで、長男が音と光に敏感で細切れ睡眠となってずっと泣いていた。

このことから、ベイビーがぐずり出したら静かな場所に移動して、照明は切るようにしている。

真っ暗にしなくてもいいけれど、自分がお昼寝しやすい環境に整えてあげるのは大事だと思う。

抱っこしてとにかく歩きまわる

眠たくても退屈でも泣くベイビーなので、とにかく視界がコロコロと変わるように歩くのが手っ取り早い。

想像してみてほしい。
体は元気なのに、ずっとベッドの上で寝返りもスマホも禁止だなんて言われたら…。

ゾッとするね。
テレビだってずっと観ていても飽きる。

赤ちゃんも同じで、元気なのに動けない状況は酷なのだろう。
彼らの足となって動いてあげると、喜んでくれるし、気分が変わって眠くなるのかもしれない。

赤ちゃんをふとんに置いてすぐに離れない

産まれてすぐの頃は体力がないから、授乳をしてポイっとふとんに置いても寝ていた。

でも、数ヶ月もすれば体がしっかりしてきて、だっこの気持ち良さを覚えるからか、不安になるからか離れるとすぐに起きてしまう。

布団の上に抱きかかえながら、そっとのせ、ゆっくりと静かに体を離す。

おなかの中と同じ環境に近づけるために、タオルやクッションを利用し、体を丸くして眠るようにしてあげると背中スイッチも発動しにくい。

わたしの場合は、授乳クッションを使って少し背骨が丸くなるようにしてあげると寝かしつけの成功率が上がった。

モロー反射が起きたら手を抑える

ふとんに置いて体が離れると、ビクッと手足が動くモロー反射で眠りから覚めてしまうことがある。

だいたいこれで寝かしつけが失敗するため、体を離すときはゆっくり、手と顔は数秒くっつけたままでいる。

はたから見たら、寝技をかけているように感じだ。
10秒カウントして、もし泣き続けるようならもう1度寝かしつけの試合再開。

寝かしつけが失敗すると絶望感でやりきれない気持ちになるけれど、ここまできたらあと数十分で必ず寝るから諦めないで。

赤ちゃんは眠らない

今回はわたしの経験上、寝かしつけで無意識に行っていたことを思い出しながらまとめてみた。

とにかくこの寝かしつけっていうのは、自分のやりたいことができず、ストレスが溜まるものなのだが、イライラしていると赤ちゃんが望む心地よい環境にならないので、なかなか眠れず悪循環になる。

わたしもイライラして大声を出してしまったこともあるのだが、いいことはひとつもない。

寝かしつけをしていてグズグズ文句言ってる時は、まだ時間がかかりそうだから、いっそのこと起こしても構わない。

わたしの場合「眠れないんだったら起きなさい」と喋りかけたり、いっそのこと放置して泣かせたまま家事をすることも多々ある。

逆にしっかり泣いている時は「もう眠くて限界です〜!」て訴えているので、とにかく無心になって寝かしつけのため抱っこゆらゆらを実行する。

自分が満たされていないとストレスがMAXになるので、寝かしつけ開始の際には空腹を避け、好きな音楽などをイヤホンで聴きながら、赤ちゃんのお世話と自分の気晴らしを同時にできるようにするのが理想である。

兄弟がいてワンオペだと、子どもがついてきて寝かしつけの邪魔になることも多く、ブチ切れたこともあるのだが、この寝かしつけが必要な時期が1年もないと思えば、愛おしくかけがえのない温かい時間と思ったほうが良いのではないだろうか。

そう自分に言い聞かせながら、片腕にベイビーを担ぎながらこの記事を終わらせる。

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