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親子で読書感想文vol.5【完成編】

『親子で取り組む読書感想文・公開型ストーリー』へようこそ。
小学3年生の娘といっしょに読書感想文を取り組む姿をリアルタイムでお届けしていきます。
この企画の参加者は私たち親子だけですが、記事内のコメント欄ではアドバイス・経験談・感想を随時募集しております。


いよいよ仕上げに入る前に、出した前回の記事についた白先生からのコメントを確認します。

「ウソは悪いと教わってきたけれど、そうではないと気づいた。」

ここ、もうちょい掘り下げよう。教わってきたという出来事ではなく
「嘘はいけないと教わってきたことで」(嘘はいけないと信じていた?)私が「本のエピソード」(どんなエピソードにする?それこそ、母とウソについての話をして、ウソの顔が見えることに気づいたエピソードでも!)を通して、「そうではない」(どういうこと?ウソは全面的にいい?それとも部分的にいい?なら、どんな時ならいい?など)と気づいた。
こんな感じでね😏


元々、親子の会話をそのまま盛り込むことにするつもりでいたのですが、このアドバイスによってさらに具体的に娘と内容を詰めることができました。

その様子をそのままお伝えしたいのですが、読書感想文コンクールへ参加するため、内容をそのまま転載することは出来ません。
一部抜粋しながら紹介していきます。



では、いきましょう。



書き出しはこんな感じ。

ウソにはいろいろなウソがあります。そして、私にはそのウソのそれぞれ顔が見えます。

書き出し後に、具体的にウソの顔を書いてもらったのですが、娘が表現するウソの顔は、大人の私にはどこか忘れていた視点だったり、素直な心で綴られていて、とても豊かな文章になりました。
自由な言葉選びができるとこんなにも楽しいんだなぁ・・・自分で作る文章はテストと違って、こういう時はこんな表現と決まっていないことに気づかされもしました。

さらにこう続けます。

ウソのことばかり考えたら、ウソのことがよくわからなくなってきました。「ウソをついてはいけません」と習ったのに、本の中の先生は、主人公のゆうすけくんに「つくならもっと上手にウソをつかなくちゃ」と言っていました。上手にウソをつくってどういうことなんだろう。

本の中で先生が「ウソをつくこと」を肯定した、娘が最も印象的な場面を取り出す。

これは、作文教室の先生ねいびーさんが前回の記事のコメント欄のヒントから👇

「それって本と関係なくない?そんなこと書いたらあかんと思う」とまで言われます😂
「感想」という言葉の呪いは深刻ですね(笑)
呪いを解くためには、一旦物語の中に戻ることもあります。印象的なセリフや脇役の言動を引き合いに出し、君ならどうする?」「こんなクラスメイトってどうよ?」とか尋ねながら問いかけを続けています😊


一度、本に戻る。

前回、構想編では本を閉じてみた。窮屈さが消えて、読書感想文に向き合うことがしんどくなくなった。
そうしたら、道しるべが欲しくなった。特に子どもには手探りが難しい。
そこで、物語の中に入ってみる。


私は「しゅくだいわすれました」ってウソはつきたくないと思いました。なぜかと言うと、しゅくだいをするのは別に嫌じゃないからです。

そう、娘がその物語に入ったら、脇役の子たちと似た気持ちを持っていた。

じゃあ、あなたがウソをつく時はどんな時?と問いかける。

もし私がウソをつく時は「寄り道のとき。本当は友達とべらべらおしゃべりしていたのに、怒られるのがイヤだから足が痛くなって遅くなった」と言います。

知ってる・・・(笑)

ここから親子の会話を感想文に盛り込む。

「それはお母さんが心配になるからそんなウソはつかないでほしいな。でもお母さんもしょっちゅうウソをついているよ」と笑って言った。

このあと、娘はウソの顔と向き合っていく。

本当は自分が悪いのに人のせいにしようとしているウソは私のきらいなウソ。
そのウソの顔は、フンッてそっぽを向いて口がへの字になっている。
ウソの表情を思い浮かべると、きっとみんなのウソのつき方が変わると思う。
だからウソには顔があることを周りのみんなに伝えてみよう。
伝えたらみんな悪いウソをつかなくなる気がします。

こんなようなことをもう少し膨らませて仕上げた。
最後の最後の着地は、原稿用紙に書き写した時に湧き上がる言葉で締めくくりたい。


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現在、パソコンで文字数カウントを利用して、1000字弱。1200字までなので、微調整をかけて完成です。

何とか、何とか、夏休み前までに9割完成させることができました。
あとは、原稿用紙に書き写して、締めととタイトルを決めるだけです。

ここで残念?なお知らせなのですが、今年の夏休みの宿題。

「読書感想文」か「書道」でした!!

ズコーッ

去年までは「読書感想文」か「新聞作り」だったのに!!

書道は習い事の通っているくらい好きなので、自由課題でも出すつもりでした。ダブル提出したいと思います・・・真面目か!




夏休み前に総集編というかまとめ記事を書こうと思ったのですが、内容が重複するだけな気がするし、何より振り返る時間が必要な気がします。

なので、提出期間終了後、出来上がった読書感想文の公開と共に考察編を書こうと思います。(本人の了承も必要)

ということで、一度この企画を終了したいと思います。



企画を通して、「読書感想文を手伝うことはわりと得意」と勘違いしていたことに気づきました(笑)
恥ずかしいけれど、これ、掛け値なしの本心です。

さらに、「読書感想文ってこんなに楽しめるんだ」と感じさせてもらいました。
親子でやる読書感想文は、ほぼ、ほぼ、地獄絵図だったのにね。みなさんも大なり小なり地獄絵図でしょう?ねえ、そうでしょう(笑)

捉え方を変えるだけで窮屈じゃない「読書感想文との向き合い方」を知り、そのままそれを詰め込んだマガジンになったと自負しています。


たくさんのアドバイスや応援、本当にありがとうございました。





開始から1ヶ月半、不器用な私は、ほぼ企画の記事しか書けませんでした。参加したい企画も、乗っかりたいブームもあったけれど、どうにもこうにもブルドッグな私がいました。

でもこの「書けない」縛りは「書きたい」気持ちを膨らませてくれました。

よし!あのこと書くぞ!でいっぱいです。

通常運転に戻りまーす!!




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