「同じ」と「違い」の狭間に揺れる
「何かみんなと違わなければいけない。」と感じること、ありませんか。
例えば、就職活動で自己アピールをするとき。何か新しい企画を考えなければいけないとき。特技や趣味について語るとき。授業や学会で先生や教授に質問するとき。Twitterでフォロワーの目に留まるようなつぶやきをするとき。考えれば考えるほど、周りと異なることが求められる機会が増えていると思います。少なくとも私はそう感じています。
一方、私たちはどんな環境で育ってきたでしょうか。
「いい姿勢で動かず、静かにしていなさい。」「国語も数学も英語も、すべてできないと評価しません。」「自分よりも周りの人のことを大事にしましょう。」「模範解答以外許しません。」
「あの委員会に立候補したらクラスで浮いちゃうかな。」「あいつ、目立ちたがり屋じゃね。」「周りと違うことするのかっこ悪いかな...」
周りと同じであることが当たり前であるような空間で育っていたように感じませんか?周りと同調するように、まずは姿勢や態度を躾けられ、学習内容も全て同じ。指導要領と少しでも異なることをすれば、減点。周りと同じでなければ許されないような空気の中で、私たちは育ってきてはいませんか。
それなのになぜ私たちは、周りと異なることを求められる社会を生きているのでしょうか。この矛盾した社会構造を変えていくべきなのでしょうか。
このお話にどう感じるかは人それぞれだと思います。ただ、常に社会に対して疑問を持ち、それについて考えることは、私たちがこの世界で過ごしていく上で誰もが忘れてはいけないことだと感じます。
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