春日華子の「性」なる日記 これは恋です。
地元で2回失敗した。
もっと忘れられると期待して地元で二人のセラピストと夜を過ごした。
アキラ君は夫に似ているから?
何がどうだから?
毎日胸が苦しくて、ご飯が食べられない。
そんなつもりで女性風俗を利用したのではない。
セックスできると大きな勘違いをして、勇んで出かけて、
セックスできないんだ。と理解してなんとなく選んだアキラ君。
はじめて会った時の薄茶色の瞳に吸い込まれ、呼吸ができなかったことを思い出す。
送ってはいけないと思いながらDMをおくる。
「あのね。地元で系列店の男の人に会ったの。二人続けて。」
「なんで?」
「会えないじゃん。」
「会えばいいじゃん。来なよ。もう、地元で指名はやめてそのお金でくればいい。」
文字でのやりとり。
我を見失う。
来なよ。
どうしようを飛び越えて会いに行く。
文字でのやりとりなのにこんなに何も手につかなくなるものなのか。
遠い昔の失恋を思い出した。
どうしても手に入れたかった学年トップクラスの男子。
好きになってもらいたいというより手に入れたいという感情をおぼえている。振られた。当然だと今でも思う。私に心がないから。
でも、今は違う。
胸が苦しい。
これは恋だ。
恋をしている。
優しい文字がDMで飛び交う。
「ヨウちゃん。会いたいよ。」
「私も早く行きたい。」
「待ってるからね。」
眠れない。
心臓のドキドキが聞こえる。
楽しく遊んでじゃあね。で終わるはずが
「アキラ君とバイバイできないよ。」
「俺もヨウちゃんとバイバイなんてできないよ。」
会えなければ会えないほど文字が突き刺さる。
これは恋だ。
アキラ君。大好きだよ。
君にヨウは恋をしてしまいました。
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