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夜這い文化と処女伝説

私は女子にありがちだが、母が嫌いだ。

父を早くに無くし、本人は一生懸命育てたと思っている。
ちがう。
私は親せき、いとこ、友人に救われて生きてきた。

時々、母が死んだらなくのか。と笑いながら考える自分は人間失格ではないかと思うことがある。

そんな私も母でして。

子どもたちは堅実に生きていない私に嫌気を指している。
しょうがないよね。って自覚している。

うちの母にはまったくない。
みじんもない。
こんなに子供たちに尽くしてきたのに。

はぁ・・・。

母への愚痴はいつでいくらでも書ける。

何より嫌いだったのは「貞操観念の押し付け」だった。

中学で両思いになれた時、うれしくて報告したら
その日に髪の毛を引っ張られ、結婚するまで何かあったら許さないといわれた。
その日から毎日机、タンス、部屋中観察されているのが分かった。
だんだん自分が不潔に思えて思えて。

中学から高校の楽しい恋愛期もがんじがらめで大好きな人と手をつなぐことも、自転車の後ろに乗ることもできず、相手から別れを告げられたことばかり。書いていても悲しくなる。

15年ぐらい前に大正生まれのおじいに「夜這い」の話を嬉しそうに聞かされた。
そりゃそりゃお元気なおじいで。
大笑いしながら祭りの夜は若い男は旦那の隣でやるわけよ。なにおの。
旦那もそうやって手ほどき受け取るわけだから知らんふりするわけよ。
そりゃあ、結婚してない男らはどこのかみさんに誰が行くだの話していったもんよ。

と、少年のように話す。
どこまでほんとかわからず、
「おじい、本当にそんなことあったんですかぁ~」って私が笑いながら聞くと戦後いつぐらいまでか、最近まであったわい。

おじいの最近は地球年間でどのあたりになるかはわからないけど最近のことだったらしい。

セックスは合意があれば不潔なものではないし、自分を嫌いになるための行為でもない。
言葉で聖母マリアのようなことを子供にいうべきではない。

同じ言うなら

大切な人ができて、一緒に過ごしたいと思ったときに
相手が自分を大切にしてくれてるか。
よく考えてね。
好きだからたたいた。そんな行為は愛の中には含まれていないよ。
それから。
避妊具だけはつけないと今の時代は性病が怖いからね。

実際私はそう言ってきた。

だから子供たちは外泊するときは泊まりに行くね。
飲みに行くときは何時に帰るね。
時間を過ぎるときは必ず連絡する。というルールを守ってくれた。

うちの母は門限17時。
部活もさせてもらえなかった。
働き始めて飲み会に行っても20時。
本当に無視し始めてまた、髪の毛を引っ張られ、ほっぺをたたかれる。

書いてて気づいた。
これは愛のカタチしゃないな。
笑えて来る。

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